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吉祥寺「ドスガトス」

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今回の「らんらんレストラン訪問」は、(って、いつからタイトルついたんや!)「バルセロナの厨房から」や「スペインおいしい紀行」などの著書がある高森敏明さんの「ドスガトス」です。

もちろん本は読んでいますし、レシピを参考にさせていただいたりもしています。わたしの中では、かなり重要視しているお店で、今まで行かなかったのが不思議なくらい。というか、特別な思いを抱いてしまったがために、もったいなくて、行けなかったというか・・・。ああ、夢にまで見た念願のドスガトス!いざ出陣じゃ〜〜。(←↑かなり大げさ)(^^;)

お店は吉祥寺駅北口から歩いて7〜8分でしょうか。中道通り商店街は、かわいい小物ショップやユニークな喫茶店があったかと思うと、突然空き地が出現し、隣接する建物の壁がトタン板剥き出しだったりして、面白い通りですね。お店に到着するまでぜんぜん飽きませんでした。

ドスガトスについたのは、午前11時45分ごろ。開店前だったけれど、看板が出ていたので、「もう入れるのかなあ」と入り口に寄っていくと、それを阻むかのように、バイクをぐいっと寄せてくる
おじさんがいるではないですか。むむ、なんちゅう失礼なヤツじゃ〜、と顔を見たら、なんと店主の高森さん!

「まだですよねえ」と遠慮がちに尋ねたところ、きっぱりと「12時からです」と言われてしまいました。え〜〜ん。15分前なら、入れてくれてもよさそうなのに〜。(^^;)入り口の脇に、とめてあるのがそのバイク。自転車と共に、まるでオブジェのような佇まいでございますねえ。

今回は、総勢12人+1人(3歳)で訪問。昼のウイークエンドランチコース(2,600円)にパエリャ(3人分)をつけ、子ども用として前菜盛り合わせのようなお子様プレートも特別に用意していただきました。この融通のよさ。有り難いですね。

お子様用のランチョンマットがまたかわいくてね〜、こういうちょっとした配慮が嬉しいです。飲み物は、ワイン、ビール、カクテルなど単品ドリンク類が充実していたので、各自、好きなものをチョイスしました。

ランチコースは以下のとおり。

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●前菜盛り合わせ
パンコントマテ、トルティージャ、豆と野菜のマリネ(?)ズッキーニの松の実&レーズンソテー、まいたけの・・・なんだったか忘れましたが、どれもワインやビールにぴったり。

トルティージャはうすく切られて出てきましたが、もとの形を、わたしは見過ごしませんでしたよ〜。焼きたてのまるごとトルティージャは中央部分がややくぼんでおりました。

焼いている最中に、フライパンを時折揺すると、ふちはいい感じに丸みがつくのですが、揺すりすぎるとぶ厚くなり、中央がへこむんですよね。なーんだ、プロが作ってもへこむことはあるのか〜。ちょっぴり安心したのは、言うまでもありません。(^^;)

●ガスパチョ。
酸味がきいて、上品で、コクがあるのにすっきり。本物のガスパチョとは、こういうものなのか!目がさめるほどのおいしさでした。この夏は、ミキサーでガ〜〜と作る簡単ガスパチョばかり飲んでいたので、洗練されたプロの味を見せつけられた感じでしたねえ。どうだ〜、これがガスパチョじゃ〜って。やっぱりシノワで丁寧に漉したものは、味まで違いますね。ブイヨンでも入っていたのでしょうか。とにかくおいしかったです。レストランでいただいた中でも、今までで一番でしたね。

●メイン料理は、以下3皿の中から選びます。
 ・本日のお魚料理(マナガツオのポアレ)
 ・仔羊ロースのローストオリーブ風味
 ・牛ヒレ肉のブルーチーズソース

で、わたしは牛ヒレをチョイス。
お肉はやわらかくて、ボリューム満点。食べ応えがありました。ブルーチーズソースは特にくせはなく、まろやかな大人の味でしたね。付け合わせは、ジャガイモやレンズ豆などをソテーしたもの。レンズ豆が不思議な食感で「なに、このプチプチ。おもしろ〜い」と、ひとり騒いでしまいました。お恥ずかしい。仔羊もちょっといただきましたが、やっぱり羊の味でした。(当たり前!? 実は苦手なんです、羊ちゃん)(^^;)

マナガツオのポアレは、身はやわらかくてしっとりしていて、魚介のうらごしで作った特製ソースとよく合っていたそうです。付け合わせやソースにいたるまで手を抜かない。こういうところが、家庭料理と大きく違うところですね。

●ミックスパエリャ
具だくさんで、しっかりとした味付け。全員で分けたので、3口分くらいでしたが、あるとないとでは大違いでしょう。パエリャが出てきただけでムードが盛り上がりました。

●デザート&コーヒー(or 紅茶)
 ・クレマカタラナ
 ・チョコレートケーキ
 ・サングリアのシャーベット
 の中から1つ選びます。

わたしがいただいたのはクレマカタラナですが、舌触りなめらかで上品な甘さに仕上がっていました。カラメルの甘さが加わってちょうどいい。スペインで食べると甘くて閉口することがあるのですが、こういう味のアレンジは嬉しいですね。

というわけで、約2時間半のランチは終了。1つ1つが丁寧に仕上げてあって、納得のお味でした。さすがバルセロナで修行を積んだ高森さんのレストラン!味も量もサービスも過不足無く、流行に惑わされない正統派スペイン料理店の品格すら感じましたね。

ああ、よかったな〜、おいしかったな〜せっかくだから、高森さんに「ごちそうさま」を言って帰ろう!と、お会計のときにホールスタッフにお尋ねしたところ外出されたとかで、もうお店にいらっしゃいませんでした。ううう、ざんねん。「バルセロナの厨房から」に書いてあったシェリー酒を並んで飲むというねずみの写真が見たかったのになあ。あ、そういう下心を見破られていたのか?(笑)

吉祥寺・中道通りで、このままずっと営業していてほしい落ち着きのあるレストランでした。今度は少人数でディナーコースに・・・。

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by kimamaspain | 2005-10-10 00:28 | レストラン