愛と愉しみのスペイン料理

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カテゴリ:レストラン( 41 )

レストラン「アコルドゥ」は、現在、奈良・水門町(奈良公園の一角)で営業されています。(2016年12月リニューアルオープン)2014年3月末までは奈良・富雄にありました。以下、2010年にいただいたディナーのレポートです。(2017年3月)

奈良・富雄にあるモードスパニッシュレストラン「アコルドゥ」。2009年11月にディナーのショートコース(6品)に感激し、またいつか奈良に行くことがあったら、今度はフルコース(10品)「クロロフィリア」に挑戦しようと思っていた矢先、また奈良行きのチャンスが巡ってきました。ラッキー!今度こそ。

2009年11月の「アコルドゥ」グルメレポートはこちら。

念願のディナー「クロロフィリア(10品)」をご紹介しますね。
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今回もテラス席ですが、まだ他のお客様がいらっしゃらないうちに、レストラン内をちょこっと撮影させていただきました。アールヌーボー調のガラスが美しい。ここでパーティーなんかやったら、最高ですね。
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さて、席について「クロロフィリア」のはじまりです。
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マルコナ・アーモンドのアホ・ブランコ ダウロ・オイル

以前いただいたアホ・ブランコ(白いアーモンドスープ)は液体でしたが、今回はムースのようなクリーム状です。上にのっているのは、ペドロヒメネスのジェル。アーモンドはマルコナ種、オリーブオイルは最高級のダウロ。素材の味を活かしたアレンジに、さすが〜!と感嘆しつつも好みで言えば、単純にスープのほうが嬉しかったりして。
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潰した芋と“炭”チョリソー風味の玉葱と農家産の半熟卵

これは傑作。上下の黒い紙状のものも食べられます。黒い紙は自家製で、竹炭パウダーをポテトに混ぜてシート状に伸ばし焼いたものだそう。これがパリパリしておいしいの。ポテトと半熟卵もねっとりといい具合です。
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スペイン、イタリアのオイル ヒマラヤの塩

ショートコースでは2種類だったオイルが、フルでは4種類です。左のクリーム状のものは、発酵バターとオイルをまぜたものです。これ、いいですね、バターとオリーブオイルのいいとこどり。さっそく真似したい。パンもおいしい。
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フォアグラのテリーヌ 小芋とウニ バニラオイルと酵母の泡

このテリーヌは最高です。このときのワインは白だったのだけど、ああ、赤が欲しいと思ってしまいました。小芋とウニという意外な組み合わせもしっくりと馴染んでいます。量もちょうどいい。ただ、テリーヌの力強い味の印象が強くてバニラオイルと酵母の泡の繊細さを感じる暇がなかった・・・。わが味覚の未熟さを呪う。
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根の香りとアブラナ科の小さな世界 ビーツの赤いヴェールと吉野の野鹿のコンソメ

これは器からして、驚かせてくれます。どのお料理にも言えるのだけれど、温かな料理は器も温かく
冷たい料理は冷たくしてあって、このガラスの器はじんわり温かい。器のふちをてのひらで包むと、ホッカイロのような温かさ。

器の中は空洞で洗うのが大変そう?などと思ってしまいますが、頂くときにそんなことを考えていてはいけませんね。この宙に浮いたように見える赤い世界に注目です。

ビーツの赤を活かしたヴェールは寒天で作っているそうで、その下にはまるっこい蕪や菜の花や何かぷちぷちしたものが宝石のようにころころと入っています。そこに野鹿のコンソメを注いでくれます。

熱いスープなのにヴェールは溶けません。確かに根菜の香りがするし、菜の花の小花がアクセントになって上品な早春の味が口いっぱいに広がります。見事ですね。器と色にとらわれて、味わうのを忘れてしまいそうな一品でした。
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白子とあおさ レモングラスのインフュージョン ある海の香り

今回のコースのなかで一番のお気に入りです。白子を覆っているのはパリパリに揚げたあおさのフリット。クリーミーな白子とあおさ海苔の天ぷらの組み合わせが素晴らしい。

レモングラスのさわやかなスープには、生姜かなにかオリエンタルな風味もあってなんだろうと思ったら、トムヤンクンの調味料が入っているとのこと。いやあ凝ってます。トッピングのあられとねぎもいいアクセント。あと2〜3個食べたいくらいでした。
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甘辛い魚 煮魚のイメージ 牛蒡 青菜 生姜の泡

煮魚といえば煮魚だけど、照り焼き風でもあり、おもしろい。魚はほうぼう。前回も思ったのだけれど、魚にしろ肉にしろ、火の入れ具合がいいんですよね。そして余計な雑味がない。下処理をきちんとして、素材の良さを引き立てるよう丁寧に調理をされてることがわかる一品でした。
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コラーゲンのリゾット ハモン・イベリコのクリスピー

これは好き嫌いのわかれる料理でしょうね。ちなみにわたしは、苦手なほう。豚足や牛テールの煮込みなどが入ったリゾットで、コラーゲンたっぷりなのはわかるのですが、ややしつこさが目立って、ううう。お米の仕上がりは抜群なんですけどね、ううう。
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牛頬肉の30時間火入れと炭火焼野菜の涙“ひとり静か”月桂樹と世界の胡椒ミックス「マダカスカル、テリチェリ、サラクワ、キュベベ、タスマニア、ジャマイカ、マラバー、グリーン、ピンク、山椒」

コラーゲンのリゾットの印象をひきずったまま、こちらの料理に。

30時間の火入れだけあってやわらかく、牛にしては上品なお味。炭火焼き野菜(タマネギなど)から抽出したコンソメのソースがコクがあるのにくどくない。胡椒と塩でさっぱりといただけるのですが、なんせリゾットの続きの雰囲気が漂って、こちらの気分がのらない。ごめんなさい。ネーミングが素敵なのにねえ。(涙)

ステーキとかカツとか、ガツンと方向転換できるものだったら嬉しかったのだけど、まあ、好みの問題ですからね。
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スペイン 羊たちのチーズ

バスクのチーズ「イディアサバル」とメンブリージョ。胡桃を食べてしまってから、撮影していなかったと気付きました。盛りつけのバランスが崩れていますが、まあ、こんな感じ。

どのお料理も、メインとソースやつけあわせ、器と料理が、絶妙のバランスで成り立っているんですよね。盛りつけ、配置の美しさにうっとりです。

チーズは羊乳のくせがなく甘みがあっておいしい。
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ピスタチオカスタードと粉 乾いた雪 切なさのコーヒークリーム

底にピスタチオカスタード、その上にコーヒークリーム、一番上がメレンゲでできた「乾いた雪」です。コーヒークリームは時間とともにしゅわしゅわと小さくなっていくので急いで食べなくてはいけません。ほんま切ないなあ。乾いた雪はパリパリで、それを崩しながらいただきました。

カスタードは、ピスタチオ味じゃないほうが好きなのだけれど、でも、これがこだわりなのかもしれませんね。
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カカオ/スターアニス/メントール 寄せる波、岩場と砂。塩の香りと波の音 普遍的で永遠のもの

最後のデザートは、詩的で哲学的でやや難解です。目の前でスターアニスのシロップを注いでくれるのですが、それがまるで波打ち際に寄せる波のよう。波に触れた砂(カカオ?)は次第に広がっていき時がゆったりと流れ、ミント味のアイスを味わいながら静かにディナーの余韻に浸ります。

岩に見立てた固形は、何をコーティングしているのかわかりませんが本物そっくりです。中身はマシュマロとフィナンシエ。

中島シェフはスペイン「ムガリツ」でこのデザートに出合い、心をわしづかみにされたそうで、この世界観がアコルドゥの原点なんですね。

前回の「月面の月、スミレの海」でもそうだったけど、繊細な味の饗宴がお皿の上で繰り広げられて、ほんとうっとりでした。
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飲み物は、食中、ビッチーカタラン(ほんのり塩味の発泡水)、シェリー(フィノ)、ワインの白・赤をグラスでいただきました。最後に、コーヒー、紅茶、ハーブティーから選べ、わたしは今回もハーブティをチョイス。フレッシュハーブの調合がとてもいいのです。

クロロフィリア(10品)は、ただ舌で味わうだけでなく五感をフルに活用して愉しむ、パーソナル劇場型ディナー。(勝手に名付けちゃいました!)

どれだけその世界が堪能できるかは、人それぞれの感性にゆだねられているため、半分試されてるようでもあります。うう、ただのミーハー食いしん坊ってのが、バレバレやねえ。

とはいえ、今回もまた既成の概念を打ち破り、驚きと感動の心揺さぶる料理の数々であったことは確かです。地元に愛され、食通をも唸らせるモードスパニッシュレストラン。次はどんな世界を見せてくれるのでしょう。また行きますぞい!

気軽に愉しむにはランチ、アコルドゥの世界観を堪能するには、ディナーがおすすめです。

<参考リンク>

「アコルドゥ」サイト

6品コースをいただいたときのグルメレポート

おでかけスペイン料理レストラン&スペインバル

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by kimamaspain | 2010-02-03 13:06 | レストラン
セルバンテス文化センター東京の7階にある「メソン・セルバンテス」。スペインクラブの系列店です。以前、一度ピンチョスをつまんだことがあり、そのときは好印象でしたので、スペイン好きの仲間10名ほどの集まりに、パーティープランを利用させていただきました。結論から言って、う〜〜ん、惜しい。残念。といったところ。

惜しいのはどこなんでしょう。検証していきましょう。って、すみません、えらそーに。ただのスペイン料理好きのぼやきだと思ってくださいませ。

セルバンテスセンターの前には看板が出てました。
こんなやつ。

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おお、いい感じですね。パエリアがおいしそう。本日のパーティープランにもたしかパエリアがあったはず。わくわくしながら建物に入ります。

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エレベーターに乗って7階で降りると、いきなりお店です。にぎやかな音楽で迎えてくれます。入り口には、本日のメニューやらおすすめの手書き黒板。よく見ると、おすすめはイベリコ豚のしゃぶしゃぶ。むむ、なんかちょっとはずしちゃったかな?(笑)

席は店中央の楕円テーブルを用意しておいてくれました。店の真ん中でなんだか落ち着きませんが、ぜいたくは言ってられません。1人3,500円のいっちゃん安いパーティープランだし。

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メニューは以下のとおり。
・スペイン産オリーブ盛り合わせ
・イベリコ豚のチョリソ&サラミ
・トマトとアンチョビのサラダ
・スペインオムレツ
・本日の魚のマリネフリット
・小ヤリイカのスミ煮
・本日の地鶏料理
・シェフ特製パエリア
けっこう盛りだくさんです。

全員そろったところで、CAVAで乾杯。ワインは2,000円台からあり充実していました。

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まず、おつまみのオリーブ盛り合わせ。(写真はかなり食べて、ミニオリーブだけが残った状態)

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それから、イベリコ豚のチョリソ&サラミ、大皿にのったトマトとアンチョビのサラダ。(写真はそれを取り分けたものです)チョリソもトマトも申し分なし。

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そして、スペインオムレツ(トルティージャ)です。5人分(以下、すべて5人前一皿の写真です)。上からマヨネーズ(アリオリ?)がかけてあります。これはどんな風にして焼き上げたのでしょう。じゃがいもが完全に卵の中にまざってしまって、もっちりとした食感。わたしの抱いているイメージとはちょっと違いました。

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それから、白身魚と茄子のフリット。レモンと塩がついてきました。揚げたてがおすすめ。

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小いかのスミ煮サフランライス添え。ここにも、マヨネーズ?がかかっています。小いかがやわらかです。

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本日の地鶏料理、ということで出てきたのがこれ。トマトソースの上に地鶏のグリル。鶏にはチーズがかかっていました。これも熱々に限りますね。

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最後にパエリア。パーティープランのせいか、パエリア鍋ではなく、こんな風にお皿に盛り合わせた形でやってきました。あれれ? あの看板のようなパエリアじゃないのかあ。

そして、味が・・・。なんだかパサパサしててピラフのような食感です。軽い仕上がりでもいいのですが、味に深みがありません。3,500円のプランで、ぜいたくは言えないですが、それなら、いっそないほうがマシ。パンでも付けてくれたほうが有り難い気がしました。

そうそう、パンがついてなかったので追加でいただきました。@300×6個。これで1人だいたい4,500〜5,000円に落ち着きました。

値段からすれば相応で、街中のレストランなら気にならないのに、惜しい、残念と思ってしまったのはなぜでしょう。

それはやはり、スペイン国営施設に付随するレストランということで、本場の味を期待してしまったからなんですねえ。全体的に優しい味に仕上げてあったのが、ちょいと残念でした。ガツンと本物で勝負しようよ〜! ワインやハモンは直輸入の本物なんだからさあ。と、つい。

でも、コストの面とかいろいろあるんでしょうね。今後に期待したいです。がんばれ、メソン一刻!
じゃない、がんばれ、メソン・セルバンテス。

<参考リンク>

スペイン国営セルバンテス文化センター東京

おでかけスペイン料理レストラン&スペインバル
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by kimamaspain | 2009-01-29 17:43 | レストラン
久しぶりの関西地区です。
芦屋在住の友人と会うため、その近辺のお店ということで、
かねてより一度訪ねてみたいと思っていた西宮の
「ルナ パルパドス」に行ってきました。

東京から新幹線で新大阪まで行って在来線に乗り換え、
さくら夙川からタクシー。

公園を通り抜け住宅街をしばし走って
「ここじゃないですかねえ」とタクシーが止まったのは、
1階に三井住友銀行が入っているビルの前でした。
通りの反対側は関西スーパーという大きなスーパーマーケット。

「どこどこ?」と探す間もなく、すぐに目に入ったのが、
黄色と赤の看板です。ああ、スペインの色ですよ。
中心には小さく波のようなうねうねした曲線と2匹のお魚の絵が
描かれています。可愛くてセンスいい。こういうの好きだなあ。
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階段を降りていくと、大きな窓ガラスに今度は生ハムの絵。
ちょっとマリスカルのイラストっぽい雰囲気が漂っています。
開かれた扉とこのガラス越しに、ほんの少し店内がうかがえ
手前がバルになっているのがわかります。

入って行くと、カウンターにはタパスが並び、その後ろには
たくさんのお酒の瓶。夜はここで軽くタパスをつまみながら一杯、
なんていいですねえ。常連さんはさぞかし心地よい時間を
過ごされているのでしょう。
カウンターと床はダークブラウンで落ち着きがあり、
フローリングの感触が足に心地いいです。
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バルを通り抜けると、レストランスペースが広がっていました。
清潔感があり、明るくてゆったりした空間です。
メニューを眺めて、お米料理が入っているコース(1,800円ぐらい?)と
どっちにしようか迷った挙げ句、品数の多さに惹かれて
2,200円のメヌーデルディアに決定。
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飲み物は、辛口のカバにしました。
注いでくれたのはシャロック カバ ブルット(Xaloc Cava Brut)。
友人は、0.5%のビールテイスト飲料「バクラー」をチョイス。
これはハイネケンで製造されているんですね。

「Botanica」にも、レーベンブロイのアルコールフリータイプが
あったけれど、最近はかっこいいノンアルコールを置くところが
増えているんでしょうか。お酒好きとしては、こういうのがあると
呑まない人とも同じように楽しめて嬉しい限りです。

さて、喉を潤したところで、まず登場したのは
アサリのパセリソース(Almejas con salsa de perejil)。
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カバとよく合います。1口だけど、アサリの出汁がきいててうまい。

そして、パン。手前のパンは自家製だそうです。
うれしいですね。こだわりを感じます。
パン用のバターもオリーブオイルもないのですが、ぜんぜん問題ない。
パン自体もおいしいし、お料理のソースをきれいにいただくには必須ですから。
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次に出てきたのは、ヒイカのスケ(Suquet de chipirones)
ヒイカとじゃがいもの煮込みのようなもんですね。
イカといろんな野菜のエキスが溶け出してうまうまです。
サフランも入っていたのかな。
おいしっ!と思ったら、もう食べ終わってしまいました。
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だって、こんな大きなお皿に、これだけだったんですから。
ああ、もっと食べたかったよお(笑)
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ま、これらは前菜ですからねえ。少量でも仕方ありません。
で、次はスープです。

ニンニクと半熟卵のスープ ソパ デ アホ(Sopa de ajo)
または
バターナッツ(かぼちゃ)の乳製品を使っていないクリームスープ
(Crema de calabasa)
だったので、それぞれいただくことにしました。
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こちらが、ソパデアホ。
にんにくたっぷり、パプリカの色がおいしそう。
卵はウズラのようでした。
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そして、バターナッツのクリームスープ。
かぼちゃなんだけど、なめからな舌触りでとってもクリーミー。
でもミルクは入っていないんですよね。こくがあって優しい味です。
で、スープ皿のとなりに置いているのが、バターナッツです。

バターナッツって何? かぼちゃなの?なんて話していたら、
わざわざ厨房から実物を持ってきてくださったのです。
まさに、巨大なピーナッツ、あるいはひょうたんのような風貌で
味はかぼちゃなんです。面白いですね。
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秋刀魚の軽いスモークのサラダ(Ensalada de sanma ahumada)

これがまた、うまい! スモークサーモンはざらにありますが
さんまのスモークなんて初めていただきました。
添えられてるのは、茄子と玉ねぎだったかな。
とにかくさんまの印象が強くて他の味を忘れてしまったのですが
今見ると、ソースも凝っていたんですね。

続いて出てきたのは、お口休めのようなミニチュア版ピンチョスです。
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右側がメンブリージョとチーズ、左側は、えっとえっと・・・
シューの中に入っていたのがなんだったのか思い出せません。
すみません。ぱくって食べて終わっちゃって。

そしていよいよ、メインです。
4種類から選べたのですが、
「イベリコ豚ベジョータのハンバーグ アンブルゲッサ」は1,260円の追加。
「イベリコ豚セクレトの低温ソテー 山葵風味 ペドロヒメネスソース」は
1,365円追加ということで、必然的に(?)追加料金のいらない次の
2品になりました。
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仔牛ときのこのフリカンド(Fricando amb cama-secs)
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本日の天然鮮魚のビスカヤ風(Pescado a la vizcaina)

お魚は真鯛だったか、なんだったかこれまた失念してしまいましたが
とにかく鯛のような白身魚で、皮はパリパリ、身はしっとりで
まことにおいしく、こってりとしたソースによく合っていました。

このポワレの技術、習得したいです。
どうしたらこんな風にパリパリしっとりに焼けるんでしょう。
魚自体がいいのはわかるけど、おうちで再現するには難しそうです。
皮だけにオイルを塗って焼くってやつかな???

最後にデザートと飲み物です。
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大きなプレートに3種類のデザートがのっかって出てきました。
やはり極小なんだけど、一口ずつ味わえていいですね。

左側はぶどうのゼリー、真ん中はチーズケーキだったかな。
右側はクレープにシナモンのアイスクリーム。

友人はコーヒー、わたしはハーブティを飲みながら
これらをいただいたのでした。ああ、おいしかった〜。
ごちそうさまでした。

ゆったりとした快適な空間で、身も心も大満足です。
こちらのお店の方は、毎年スペインに行って料理研究を
されてるそうで、その成果がお皿に投影されているんですね。
地元の新鮮な食材を使って、モダンスパニッシュのいいところを
うまく取り入れた料理の数々は、どれも手抜きなし。
料理にもサービスにも細やかな心遣いが感じられました。

食事が済んで、お水を飲んでいたら
友人が「金魚が泳いでるよ」っていうんです。
え?と思ったら、壁にかかった絵が、グラスに映り込んで
まるでグラスの中に金魚がいるように見えていたのでした。
なんだかロマンチック♪
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スペイン料理好きとしては、本当に嬉しくなるお店でした。
2008年10月26日で5周年を迎えられたそうですが
今後もますます賑わって、末永く続いて欲しいと思います。
タクシーを飛ばしてでも行く価値あり。
今度は夜に行きたいなあ。

<参考リンク>
おでかけスペイン料理レストラン&スペインバル

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ルナ パルパドス (スペイン料理 / 苦楽園口)
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by kimamaspain | 2008-10-28 12:20 | レストラン
2008年10月4日〜12月14日まで、国立新美術館とサントリー美術館で、
ピカソ展が開かれていますが、それを記念して、東京ミッドタウンでは
「ピカソと食」というイベントをやっています。
レストランやショップにピカソ展の半券を持って行くと、割引があったり
おまけがあったり、特別メニューを用意しているところもあります。
ピカソを観たなら、食の面でも楽しまなくちゃねえ。
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    というわけで、行ってまいりました、「Botanica(ボタニカ)」へ。
    ピカソ展期間中のみ、スペイン生まれのピカソにちなんで、
    スパニッシュテイストを盛り込んだアートな料理が3品味わえるんです。

    特にピカソ展用のコースというのはなくて、ブリフィクスコースの、
    前菜、メイン、デザートにピカソ展特別料理(※)が
    選べるというわけです。
    ※いずれも追加料金(320〜530円程度)が必要
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    食前酒にはシャンパンといきたかったのですが・・・
    うう、いつものビールです。
    ノンアルコールのレーベンブロイもありました。
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    バターは自家製のふわふわホイップバターです。
    とっても軽くておいし〜。これ売ってたらほしいくらいです。
    パンはベビーサイズ。ライ麦入りかな?
    かるく2個はいけました。
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    <前菜>
    本日の河岸からの鮮魚のカルパッチョ
    サラダ仕立て ガスパチョソース


    これは目にもあざやか、本当に美しい。
    白身魚のカルパッチョの上に、フルーツトマト、ラディッシュ、
    カラスミ、パプリカなどが散りばめられています。
    オレンジ色のガスパチョソースの他に、グリーンのバジルソースも
    添えられていて、繊細な味わいです。
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    <メイン>
    真鯛のポッシェ ガーリック風味の白ワインクリームソース
    イベリコベーコンのグリルを添えて


    淡白な真鯛やズッキーニに、濃厚なクリームソースがよく合います。
    それを後押しするかのようにイベリコベーコンの肉汁が時折主張します。
    でも、しつこいわけじゃない。トマトの酸味が加わっているからかな?
    一滴も残したくなくて、パンで拭き取るようにしていただきました。
    友人のパンを分けてもらって。
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    <デザート>
    クレマ・カタラーナ 
    マスカルポーネのジェラートとフルーツと共に


    これ、クレマ・カタラナということになっていますが、
    いただいた限り、完全にクレームブリュレです。
    オーブンで加熱してあって、なめらかプリンのようでしたから。
    でも、そんなことはどうでもいいんです。

    見て、この美しさ。
    下のお皿に描かれた3色の線と、オブジェのようなざくろ。
    これをアートと言わずして、なんと言おう。
    ため息ものです。
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ここまでくると、もうピカソだろうがミロだろうが、
どうでもよくなりますね。
料理そのものが独自にアートしてるのですから。

このあと、コーヒー(または紅茶)で、おしまいです。
締めて、5,400円なり。

コンランがプロデュースした心地よい空間で
展覧会の余韻を素敵に盛り上げてくれる料理たち。
目で舌で、極上のひとときを味わいました。
ああ、しあわせ〜♪
たまにはいいですよね、こんな贅沢ランチも。

<参考リンク>
東京ミッドタウンサイト
D&Dロンドン「ボタニカ」のページ
おでかけスペイン料理レストラン&スペインバル

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ボタニカ (イタリアン / 六本木)
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by kimamaspain | 2008-10-22 15:29 | レストラン
赤坂サカスにあるカタルーニャ料理屋さん。
わざわざ店名に「MODAN Catalan SPANISH」と入っています。スペインはスペインでも、カタルーニャ地方の料理なんだよ、スペイン料理といっても、伝統料理をそのまま出すんじゃなくて、前衛的なモダンスパニッシュを取り入れていますよということを強調しているのでしょう。

いいですね。
スペインの各地方料理がそれぞれ主張しはじめたわけです。これから続々と、バスク料理だよ、ガリシアだよ、カステーリャだよと地方色を打ち出したスパニッシュが登場してきそうです。楽しみ〜。

ここはカタルーニャ出身のジョセップ・バラオナ・ビニェスさんが監修をつとめています。今までもいくつかのお店の監修をされていますが、かなり力が入っていると見ました。なんてったって、チーズとハムのホットサンド「ビキニ」を店名にまでして、大々的に紹介しているし、カタルーニャの極細麺フィデワ(パスタパエリア)もまたこのお店の目玉だと思うからです。

いやあ、前置きが長くてすみません。
先日、ここのフィデワを食べて、「これぞまさしく、バルセロナで食べた味だ。わたしの求めていた味だ!」と感激したもんでね。

では、その感激に至るまでの一部始終、ご紹介しましょう。(おおげさな・・・)

赤坂サカスは2008年3月にオープン。
それから半年がたっていますので、落ち着いたころでしょうか。東京メトロ千代田線「赤坂」駅と直結ですが、わたしは「赤坂見附」から歩いてみました。初めてのサカスです。5分ほどして目の前に現れた風景は、ここって六本木の東京ミッドタウン?と間違えそうなほど似て見えました。

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案内板を頼りに、ビルに近寄ります。めざす「BIKINI」は、Biz Tower Atriumの1階にあるもよう。
ここが入り口。

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中に入ると、広い吹き抜けの空間が広がっていました。
明るい。

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ずんずん歩いていくと、ああ、ありました「MODAN Catalan SPANISH BIKINI(モダン カタラン スパニッシュ ビキニ)」。ガラス張りになっていて、店内が見えるようになっていますね。土曜日の13時近くとあって、さほど混んではいないようです。

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店先にはランチの看板。1,600円、2,500円、3,300円のセットがあります。パスタのパエリアという文字を確認して、いざ出陣です。

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中はカウンターに6席ほど。テーブル席が20席ぐらいかな? で、例によってカウンターの前に陣取りました。広めのカウンターで椅子も座り心地がよく、比較的ゆったりしています。

メニューを開きます。
シェフおすすめのメニューA(2,500円)は、
・前菜盛り合わせ
・本日の野菜スープ
・パン&パテ
・本日の魚、肉、米料理のいずれか1品
・デザートとコーヒー

メニューB(3,300円)になると、
メインの魚、肉、米料理が2品選べます。

パスタパエリアがあるのは「Rapid」(1,600円)のみ。ならば、もう「Rapid」をたのむしかないじゃないの。で、ドリンクリストを見ていたら、チャコリ(680円)があったので、むしょうに飲みたくなり、それも注文しました。

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チャコリは、バスクの寸胴グラスに高いところから泡を立てながら注いでくれます。もっと上から注いでくれてもよかったのですが、それでも充分チャコリの雰囲気。うれしい。さわやかなりんごの風味、微発泡のすっきりした味わい。ぐいぐいいけます。

ランチョンマットはモダンな金属製で、水滴などは細かな網の中や溝に入り込むようになっています。へええ〜、面白いですね。

すぐにやってきたのは、紅芋の冷製スープ、サラダ、パン&パテ。

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サラダには、ヘーゼルナッツが潜んでいて、味のアクセントになっています。ドレッシングはビネガーがきいて、シードルとの相性もよく、おいしい。写真ではよく見えませんが、グラスの側面には大根の輪切りを並べて貼り付けてありました。容器をグラスにした場合はこんな演出もいいですね。

パンは、小笠原伯爵邸や原宿bambooでも出てきた細身タイプのもの。それに、自家製の鶏レバーのパテがつきます。これもマル。

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目の前にはハモンイベリコがでんと構えていて、その隙間から調理する手元が見えます。このオープンな空間、いいですね。

このハモンイベリコからは、始終脂が溶け出しているようで、台の上はぬらぬらと光っていました。この脂を受け止めるために置かれた小さなストウブ鍋がかわいかったですね。

その店のスペインバル度(そんなものがあるとして)を知る方法として、ハモンの切り方を見るというのがあります。平らに切り出しているようなら、スペイン式にこだわっている証拠。ここは、本当に美しいくらいに真っ平らでした。丸々二重丸です。

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そして、お待たせいたしました「パスタパエリア(フィデウア)」です。(やっと本題。ここにくるまで長かったね。)一人分がパエリア鍋で出てきました。

熱々です。麺が立ってる。美しい!

うわ〜♪と感激にひたる間もなく、親切にも底にへばりついた麺をスプーンでぐわっとはがしにかかるカマレラ(給仕)さま。「あ〜〜!」と悲鳴を上げるわたし。

美しい焼き上がりをカメラに納めたかったんです。すみません。で、ひとまぜされてしまったものが、こちら。

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麺がぴんぴん立っていますね。これこれ、これですよ。そして、フレッシュトマトにアリオリソース、パセリをかけるというアレンジがなされていて、これがまた非常によく合っているんです。

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具は細かく切ったえび、いか、あさり、それに鶏肉。表面はパリパリ、中はしっとりの極細麺。だしがしっかり染みこんで、うまいのなんの。

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バルセロナの王立海洋クラブで食べた味(2002年)を思い出しました。あのときは、お腹がいっぱいで食べきれませんでしたが、きょうはしっかり食べますよ。パリパリと鍋にこびりついた麺がまたなんとも言えずおいしい。

最初に麺はがしを拒否したがために、フォークで格闘していると、大きなスプーンで、ガガガっとはがしてくれました。ああ、ありがとうございます。お手数かけました。

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ひとり感動の嵐吹きまくって、完食です。この麺は、やはり一度揚げて煮込み、最後にオーブンで仕上げているとのことでした。やっぱりな〜。

炒めるだけのわたしの「フィデワ」じゃ、パワー不足か。というよりも、だしが違いましたね。完全に完敗です。(別に勝負をしてるわけじゃないけど)

次に、デザート。オレンジオレンジオレンジヨーグルトです。その名のとおり、オレンジの三重奏です。

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一番下に、オレンジの皮を砂糖煮にしたものが敷いてあって(これが品がよく、おいしいの!)その上に、生のオレンジの果肉がごろん。そしてヨーグルトがあり、一番上がオレンジシャーベットというわけです。これらを適度にかきまぜて、口に含むと、いろんなオレンジが渾然一体となって、うまさ爆発。自然に頬がゆるんで、幸せな気持ちになりました。やられた!まいりました!の負け感が心地いいんですよ。

これは、オレンジだけじゃなくて他のフルーツでも応用可能ですね。コンポート(砂糖煮)+フレッシュ果肉+ヨーグルト+シャーベットという図式に当てはめればいいわけです。

最後のコーヒーは、こんな器に入ってきました。これ、取っ手がないんですよ。受け皿はまるで茶托のよう。和っぽくていいですね。

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というわけで、全部でお会計はランチ1,600円とチャコリ680円で、2,280円なり。
先日のカサ・カマロンにも増して、大満足のランチでありました。

目の前で作業をしているコシネロ(料理人)の方が、食材やら作り方やらを丁寧に教えてくださったのも嬉しくその点でも感激でした。ありがとうございました。

このパスタパエリアは、系列店の渋谷「ビキニ タパ」でも、食べられるようです。機会があれば、ぜひ。

<参考リンク>

おでかけスペイン料理レストラン&スペインバル

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Modern Cataran SPANISH BIKINI (モダンカタランスパニッシュ ビキニ) (スペイン料理 / 赤坂)
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by kimamaspain | 2008-09-14 15:18 | レストラン
銀座ベルビア館は2007年春にオープンしたファッションビル。
以前、バニュルスでランチをしたとき、目の前が工事中で
何が建つんだろうと思っていたのですが、これだったんですね。
プランタンの裏にあって、行こうと思えばいつでも行けたのに、
その機会がないまま、今日になってしまいました。
カサ・カマロンはずっと気になっていたんですけどね。

2008年9月の並木通りには「2016年オリンピック誘致」の旗。
う〜ん、個人的にはマドリッドになってほしいなあ。
(スペイン好きの勝手な願望です)
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向かいのABCマートからだと、正面の看板がよく見えます。
「銀座ベルビア館 Autumn」
ピンク地に花があしらわれて、秋というより春っぽい印象ですが
これはえんじにコスモスなのかな。それなら、わかります。
カサ・カマロン」はこの8階にあります。
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エスカレーターは一人乗りです。
せまっ!(笑)って、一瞬思ったのだけれど、2人分のスペースがあっても、
片側を開けていることが多いから、こちらのほうがいいのかもしれません。
それにエレベーターが3基動いていますから。
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どのお店もゆったりとしていて、落ち着きます。
30〜40代を意識したシックな大人のエリアだという
この施設のコンセプトは、中に入って納得です。
土曜日のお昼のせいか、お客さんもまばら。

8階に上がって、右側に目をやると、スペインの酒や小物が
ディスプレイされた品のいい入り口が見えました。
ああ、たぶんあそこかな。
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やっぱり。
ショーウインドウは賑やかだけど、すっきりしています。
ガラス越しに店内が見え、シェフの姿もちらっと。
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入り口にはメニューが出ていましたが、よく見ないまま
入ってしまいました。ああ、しまった、見ておくんだった。

中は10人くらい掛けられるカウンターといくつかのテーブル席。
お客さんはカウンターにひとり、テーブル席にも1〜2組はいたでしょうか。
迷わずカウンターの端っこに陣取りました。
カウンター越しにキッチンの様子を見るのが好きなんです。
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すぐにフロアスタッフがメニューをもってきてくれます。
メニューデルディア(日替わり定食)とアラカルトが何品か並んでいます。

ランチは、2100円のコースのみ。
第1の皿(4品)、第2の皿(4品)の中から1つずつ選べます。
スペイン式のメニュー構成が嬉しいですね。

第1の皿は、だいたいオードブル的な料理やスープ、サラダ、卵・野菜料理
第2の皿は、メインで魚か肉料理という具合になっています。
やっぱり、スペイン料理のランチはこれでなくちゃね。
第1の皿(Primer Plato)は
・茨城産自家米こしひかりと魚介と木の子のパエリア
・蛸のガリシア風マリネ 〜じゃがいもフライとかりかりベーコン
・鴨むね肉のカルパッチョ 〜リンゴとクルミ、ルッコラのサラダ仕立て
・カジョス(牛胃と白いんげん豆のトマト煮)

第2の皿(Segundo plato)は
・厚岸産秋鮭とトマトのソテー〜秋ナスのフリット添え
・気仙沼産戻りガツオと野菜の香草パン粉焼き〜バルサミコ風味
・豪州産牧草肥牛サーロインのソテー 〜アンダルシア産海塩と
・豪州産仔羊肩ロースのロースト 〜パプリカ・ミントのフレッシュトマトソース
・イベリコベジョータ肩ロースと秋の野菜のグリル(+1,800円)

だいたいメニューを見れば、どのようなお店なのかというのが
わかりますが、パエリアを野菜料理の位置づけとして
第1の皿にもってきているところで、もうこれは間違いない! 
どれを選んでもはずれはないだろうと確信しました。
(イタリアンで、パスタが第一の皿に出てくるのと同じ感覚かな?)

日本ではごはんが主食のイメージだから、
このようなパエリアの扱いを理解してくれる人は少ないだろうけれど
いいのです、わたしひとりでも大拍手です。その勇気に乾杯です。

と、食べてもいないうちから、気持ちが盛り上がったところで
オーダーは
1皿めに「蛸のガリシア風マリネ」
2皿めに「牛サーロインのソテー」にしました。
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すると、すぐにこんなピンチョスが出てきました。
薄切りパンにピクルスとハモン・セラーノがのっかっています。
これで気がつきました。ワインをたのんでないじゃないの。
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2皿めを肉料理にしたので、赤をいただくことにしました。
グラスでお願いしましたが、ちゃんとボトルも持ってきて
ワインのラベルを見せてくれます。
リオハの「BANDA AZUL(バンダ・アスール)」

テンプラニーリョだけじゃなくて何かとミックスされているのかな。
軽くて飲みやすい。
たこのガリシア風とだって、ちゃんと合いそうです。

そうこうするちに、蛸のガリシア風マリネがやってきました。
盛りつけが美しいですね。
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細かく刻まれているのは、かりかりベーコンとポテトの素揚げ。
振りかけてあるパプリカは、私の好きな燻製香のあるものです。
アレンジしてあっても、ほんものですね、これは。
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蛸は決して固いわけじゃなく、身が引き締まった程度に
しっかりしていて、噛むたびにベーコンとポテトのコクが
後押して全体の味をまとめます。
水菜と合わせて食べると、ちょうどいい感じです。
赤ワインともよく合いました。

2皿めは、サーロインのソテー。
豪州産ということで、やや不安があったのですが
(スーパーで買ってくる豪州産は独特の香りがあって
わたしはちょっと苦手なのです)杞憂に終わりました。
これまた、しっかりした肉質でまったく臭みがない。
オージービーフがこんなにおいしかったなんて!
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アンダルシア産の結晶塩が、肉の味を引き立てるのでしょうか。
焼き具合もちょうどよく、ワインをもう1杯たのみたいぐらいでした。

付け合わせのルッコラは、千葉の自家菜園からとってきたものだそうです。
食材へのこだわりが感じられますね。
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蛸も牛肉も、皿に残ったオリーブオイルや肉汁がもったいなくて
パンでお皿を拭き取るようにしていただきました。
あ、パンは細目のバゲットで、軽く焼いてありました。
小麦の味がするきめの細かいパンだとよかったんだけど。
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デザートはソルベとプリンがあって、プリンにしました。
自家製だそうです。
業務用の既製品に頼らないところが、好感度さらにアップです。
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最後はコーヒー、エスプレッソ、ハーブティーから選べたので
コーヒーにしました。

ああ、おいしかった。ごちそうさまでした。
席でお勘定をすませます。
レシートの金額は、2,580円。

いやあ、これはいいんじゃないでしょうか。
食材にこだわり、きちんと調理し、手頃なワイン(グラス480円)を
用意してくれて、サービス料もとりません。
久しぶりにちゃんとしたスペイン料理のランチを食べた気がしました。

神谷町のお店(カマロンとバル・カマロン)は夜しかやっていませんが、
ここでは昼にその味が体験できるのです。
いいなあ。また来ましょう。
味と価格とメニュースタイルに、スタンディングオベーションです。

神谷町カマロンのレポート(2008.5.18)はこちらで。
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<参考リンク>
銀座ベルビア館サイト
「カマロン」サイト
おでかけスペイン料理レストラン&スペインバル

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casa Camaron (カサ・カマロン) (スペイン料理 / 銀座一丁目)
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by kimamaspain | 2008-09-10 12:00 | レストラン
表参道のレストラン「bamboo(バンブー)」へ行ってきました。
ここはかつて、サンドイッチカフェだったそうですが、
今はスパニッシュテイストを取り入れたフレンチになっています。
小笠原伯爵邸と同じ経営なので、傾向としてはモダンスパニッシュでしょうか。
表参道を少し入ったところにある白亜の洋館がまるごとbamboo。
緑がからまって、ステキですね。
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    オープンエアのテラス席もありますが、きょうはダイニングで
    8,500円のディナーコースです。
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    まずはアミューズ
    「生ハム、モッツァレラ、トリュフのビキニサンド」。
    ビキニというのは、ハムとチーズをはさんでこんがりと焼いた
    ホットサンドのことだそう。そういえば、赤坂サカスにある
    「ビキニ」の店名もこのサンドが由来のようですね。
    中のモッツァレラがとろーりとけて、最初から繊細な味わいです。
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    続いてスナック2種
    「金粉をまぶしたマカダミアナッツとチコリのバーニャカウダ」。
    このバーニャカウダは泡状のエスプーマになっていて、
    見た目はコーヒークリームのようなんだけれど、
    ちゃんとアンチョビ味になっています。不思議な感じ。
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    冷前菜1
    「フォアグラといちご、ルッコラのサラダ
    ルッコラの中にイチゴが入っていて、それを薄く切ったフォアグラで
    巻いたもの。ナッツのパリパリおせんべいも添えられています。
    ソースはバルサミコ酢だったかな。
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    冷前菜2
    「姫蛤とセロリ、トマトのジュレ 白身魚のカルパッチョ
    右のカルパッチョには3色のソースが、ポチポチポチとかかっています。
    左は、トマトを漉して透明な液だけをジュレにしたものと蛤です。
    どちらも、するっと食べてしまって、繊細な味だなあとは思ったけど、
    感動するほどでもなかったような・・・。
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    パンは小笠原伯爵邸で出てきたものと同じようなミニサイズの
    細長いパン。すりおろした生トマトにオリーブオイルと塩を入
    れたソースにつけていただきます。パン・コン・トマテっぽく。
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    温前菜
    「仔羊ピンチョモルノ イベリコ生ハムと大山鶏のクロケッタ
    仔羊はほどよい焼き加減で、独特のくさみもなく美味。
    下にあるのはクスクス。
    コロッケの下は、転がらないよう(?)穴が開いていました。
    ソースの芸術的な曲線をにうっとり。
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    スープ
    「タイムとオニオンのスープ
    ほんのりタイムの香り。ただのオニオンスープとは違いますね。
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    メインディッシュ(魚料理の場合)
    「ヒラメのコンフィとピルピル
     かぼちゃのピューレと野菜のラタトゥイユ

    ヒラメは低温で加熱されているので、しっとりやわらかい。
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    メインディッシュ(肉料理の場合)
    「黒毛和牛のほほ肉の赤ワイン煮
     根セロリのピュレと洋梨のプランチャ

    これは絶品。とろとろの赤ワイン煮、最高〜!
    おいしさに身震いして、写真もぶれてます(笑)
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    米料理
    「鯛のアロス
    鯛雑炊のようなものだけど、上にかかったパプリカがきいてます。
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    プレデザート
    「薔薇ゼリーとライチのソルベ
    薔薇の香りのゼリーの下に濃い味のライチのシャーベット。
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    デザート
    「アールグレイのアングレーゼクリームとショコラ
    プティフール
    「チョコレートとマシュマロ
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    というわけで、全コース終了。
    最初にシャンパン、途中はビールを飲みながら、最後は紅茶で
    いただきました。
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最初に、メインの魚か肉かを選び、苦手な食材やアレルギーなどはないかを
聞いてくれます。スタッフはみなさん感じよくフレンドリー。

コース料理は全体的に凝りすぎの感があるけれど、
女性はこういうのに弱いからなあ。デートにいいかな?
ディナーは5,000円からで、小笠原伯爵邸のような
モダンスパニッシュを取り入れた料理が楽しめ、
ランチは1,800円からで、気軽に南欧料理が味わえそうです。

この日は、お誕生日のお客様がいて、お店の方に祝ってもらっていました。
ここはバンケットルームがあるので、パーティーなどはいいですね。
お天気のいい日は、テラス席が気持ちよさそうです。

<参考リンク>
bamboo(バンブー)グループサイト
小笠原伯爵邸のランチ(2007.6.記事)
おでかけスペインバル&スペイン料理レストラン

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バンブー (bamboo) (フレンチ / 表参道)
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by kimamaspain | 2008-06-27 21:32 | レストラン
六本木の東京ミッドタウンに入っているスペイン料理屋さん「ボデガ サンタリタ」に行ってきました。麻布十番の「バル リストランテ ミヤカワ」の姉妹店です。

お店の前にテーブルを出していて、そこでも食べられるようになっていたので、ちょっと落ち着かないけど、写真撮るには明るいほうがいいかな〜とその席にしたら、あらら、撮影不可でした。がっくんちょ。

なので、うろ覚えながら記憶をたよりにイラストにしてみました。細かなところは違うかもしれないけれど、ま、こんな感じです。
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Aランチお魚メイン(1,600円)と
Bランチお肉メイン(2,400円)のコースがあって
お肉がイベリコ豚だったので、Bコースにいたしました。

前菜は、タパス3種。
どれも一口サイズですが、丁寧に作られていて、味の変化もあり、綺麗に盛りつけられています。グリーントマトがピクルスになっていて(マリネだったかな?)それが思いがけず美味で、ほんの一切れなんだけれど、手を抜いていないというか、味のバランスを考えて添えられてるというか、こういうところに、料理に対するこだわりを感じました。

それから、ひよこ豆のスープ。じっくりと煮込んであって、こくがあるけどしつこさはなく優しい味でした。

メインはイベリコ豚のステーキ ジェノバソース。セクレトの部分は初めて食べましたが、ほんとにおいしい。脂身に癖がなく、むしろ甘くて、ナッティーな風味すらします。(どんぐり食べてますからね)ジェノバソースともよく合いました。

付け合わせの野菜も、バジル風味のポテトや野菜のグリルで、イベリコ豚のじゃまをせず、むしろ引き立てて、調和がとれています。独立したタパスとしてもいけるぐらいに仕上げてあったし。

これらにパンとコーヒー(紅茶)が付き、グラスでワインもいただいたので、しめて2,880円。ミッドタウンでいただくなら、まあこれぐらいでしょうか。

ここには、スペインワイン ソムリエコンテストで優勝したというソムリエさんがいらっしゃるし、店内はボデガの名のとおり薄暗く酒蔵っぽい造りの店内なので、夜のほうが本領発揮のお店なのかもしれません。

☆ ☆ ☆

で、レストランもいいのだけれど、お天気のいい日は、お外でランチもいいですよね。ミッドタウンは芝生が開放されていて、ほんとに気持ちいい。おべんと持って六本木なんて、おしゃれじゃん!(笑)

食べ物もミュージアムグッズも同じブルーの販売車で売ってるっていうのが、また、いけてます。
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【関連リンク】

スペイン料理レストラン&バル

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by kimamaspain | 2008-05-03 12:14 | レストラン
最近は、新しいスペインバル&レストランがあちこちにできるので、オープン情報をキャッチしても「また出来たんだ、すごいな〜」と思うだけで、実際に足を運ぶまでには至っていませんでした。しかし、東京駅八重洲地下街(ヤエチカ)にできた「BAR DE CERAMICA(バル デ セラミカ)」については、ちょっと気になる要素がありました。それは愛知万博スペイン館のセラミックタイルが、お店の内装に使われているということ。なるほど、それで「CERAMICA」か。一見の価値有り? 新幹線に乗り換える前に時間ができたので、立ち寄ってみることにしました。

切符を持ったまま、東京駅八重洲中央口の改札を通り抜け(係員のいる改札で、乗車券を見せれば入出場が可能)シャッターの降りた旧大丸を横目に、八重洲地下街に出ます。そしてひたすらオレンジロードを目指し、そのオレンジロードに出たら、南(サウススポット)へ向かってずんずん歩きます。これがね、けっこうな距離なんですよ。(南口からなら近いんだろうけど、なんせ地下街自体がでかいので)

商店街もそろそろ終わりか?と思われたとき、やっとありました。
六角形のカラフルなタイルが並んだおしゃれなお店「BAR DE CERAMICA(バル デ セラミカ)」が。近くでみると意外に大きなタイルなんですね。厚みもあって、タイルというよりブロックといった感じです。
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時刻は12時すぎ。ちょうどランチタイムとあって、お店の前には10人ほどの行列ができていました。わたしもその後ろについて、店内の様子をうかがいつつ、ディスプレイされたサンプルやメニュー看板を眺めます。
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ランチメニューは「アンダルシアコース(肉料理)」と「ガリシアコース(魚料理)」があって、肉・魚とも、グリルと煮込みの2パターンから選べ、どちらにも前菜とミニ・パエジャ、コーヒーが付いています。それで980円。
ほかに、パエジャがメインのコース(1,280円)がありましたが、今回はアンダルシアかガリシアでいきましょう。

アンダルシアは肉のイメージなんですね。アンダルシア料理というわけではなさそうです。ガリシアも同様の設定で、魚介類のイメージというだけのことらしい。

「もち豚の香味漬焼き ロモ・アドバド」は一番おいしそうですが、味が想像できるのでとりあえずパスして、「豚ばら肉のエストファーダ ガルム風味」はガルム(魚醤)に興味があったけど、ばら肉の脂身が少し苦手なので、これもパスにします。

そうすると魚料理になるわけですが、「かつおのパリーリャ アボカドのサルサピカディーリョ」は、大きめ野菜の刻みソースがパラパラした印象で、「かつおの煮込みピペラード」は、ひょっとしてマルミタコのようなもの? だとしたら、あまりにも無難すぎるし、そうなるとやはり「もち豚の香味漬焼き」のほうがいいか、いや、だったら冒険する意味でもガルム風味か?
と、頭の中でひたすら堂々巡りです。

というのも、「アドバド(Adobado)=漬焼き」だ「エストファーダ(Estofada)=煮込み」だ、「パリーリャ(Parilla)=網焼き」だと、スペイン語の料理名でWにアピールされると、一種の目くらましのように思考が撹乱しましてね、どれでもよくなったわけです。

15分ほど待ったでしょうか。係の人が案内してくれます。
店内は黒を基調にしたモダンなつくりで、突き当たりと通路側の壁面がタイル張りになっています。カウンターのあるバーコーナーと赤い壁面の厨房がおしゃれですね。全体を見渡すと、ほとんどの人がランチセットのようなのですが、どのテーブルにも大きな皿にどっさりと野菜料理が置かれています。なんだろう、あれ。

席についていよいよ、オーダー。さて、何にしよう。
さっきまでずっと考えていたのに、決まっておらず、とっさに口をついて出てきたのは
「魚の煮込みをお願いします」。
つまり、ガリシアコースの「かつおの煮込みピペラード」になったわけです。
ふう。ま、無難じゃね。

店員さんはてきぱきと伝票に書き込むと、すぐに山盛りの野菜を持ってきました。
「前菜です」
前菜? あ、ランチには前菜がつくんだ。各テーブルに置いてあったのは、これだったのですね。それにしても、その量が半端じゃない。立派な1品です。
これを見て、なんか飲まなきゃと思いましたね。
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で、ドリンクリストを見ると、これがまたすごい品揃え。
スペインワインが、赤・白・カバ・シェリーと、それぞれ6〜10種類ずつ並んでいるのです。グラスワインとして飲めるのは限られていますが、うれしくなって、白ワインをチョイスしました。
アルトス・デ・スエニョ(グラス880円)
品種はビウラ100%。フルーティーでさわやかな口当たり。いいですね〜、すごく気に入りました。

前菜は、グリルしたかぶのサラダと、カリフラワーと揚げさつまいものマリネ。他のテーブルにはにんじんサラダなどもありましたので、そのときにある冷製野菜料理を適当に盛り合わせるのでしょう。どれも野菜本来の味を生かしてあって、ほどよい味加減でワインにも良く合いました。なんといっても、野菜がたくさん食べられるというのがいいですね。
そうこうするうちに、メインがやってきました。
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大皿に、ミニパエリアと、かつおの煮込みピペラードと、トルティージャが乗っています。パエリアは、カスエラに入ってきました。パエリア鍋じゃないから言うわけではないですが、ん〜、これはパエリア風米料理であって、パエリアではないですね。

というのも、別に炊いたらしいサフランライスを器に入れ、具を載せて加熱したようなものだったからです。あっさりと仕上げてあり、メインを引き立てるご飯ものとして捉えるならば、悪くはないので、そのあたりを計算しての1品なのでしょうか。
パエリアコースのパエリアは、たぶん、ちゃんとパエリア鍋で炊きあげるんだと思います。
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「かつおの煮込みピペラード」は、トマトソースがさらっとしている割に、味はしっかりついていて、魚の煮込みにありがちなパサパサ感や臭みがなく、いい感じ。一度、表面をソテーしてから煮込んでいるのかな、おいしかったです。
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しかし、付け合わせのように添えてあるトルティージャ(スペイン風オムレツ)は、ん〜〜どうでしょう。まるで栗むし羊羹の栗をじゃがいもにしたようなもので、なんというのかこれもトルティージャ風どまりです。惜しいなあ。セットの1品として考えれば、許容範囲ですけれど。

と、コーヒーをすすりながら勝手に「わたしがミシュラン調査員だったなら」の妄想を描いて、ランチコースを終えました。
ま、パエリアとトルティージャに関しては辛口になってしまいましたが、全体的に見て、980円でこれだけのものが食べられれば上等じゃないでしょうかね。なんといってもボリュームたっぷりの前菜と、おいしいスペインワインが飲めるのですから。
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で、後日。
また行っちゃったんですよ。
今度は4時頃のティータイムで、2〜3組のお客さんがいる程度です。この時間帯でもランチを注文することはできるのですが(ランチタイムは5時まで)、夕食が控えているので、チョコラテ・コン・チュロスをいただくことにしました。コーヒーがついて、780円です。

実は、本場のチュロスは食べたことがなくてね、比較のしようがないのですが、このチョコレートフォンデュのようなセットを見たら、期待しちゃうじゃないですか。
下の固形燃料に火をつけてくれて、チョコラテを温め、ムード満点です。
というのか、こういうのは初めて見ましたね。スペインのチュレリアでもこんな風にして食べるのでしょうか。
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あつあつのチョコレートソースをつけて、
いっただっきま〜す。
うん、うまい! ・・・そして、あまい!(笑)

シナモンがきいて、砂糖もしっかりまぶしてある上に、チョコレートですよ。コーヒーがあってよかったです。救われる思いでブラックコーヒーをすすります。中はもちっとしているのに、外はふわっ。おいしいんだけれど、チュロスってこんなに甘いもの? 量もちょっと多いので、2人で分け合うくらいがいいような気がしました。わたしはね。

というわけで、ランチとチュロスを味わったので、次は夜ですね。東京駅直結なので、今後もわりと気軽に寄れそうです。雨がふっていても関係ないし。

働き蜂さん、帰りに一杯、蜂の巣バルでいかがでしょう?
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追記
ランチはスペイン料理ではなくなったようです。週替わりランチの他は、ハンバーグランチ、パスタランチ、カレーランチ、オムライスランチで、ランチタイムは11時から15時まで。(土・日・祝日は16時まで)(2008.10.24)

当記事のコメントは「A.diary ほっと一息おうちバル」ブログへお願いします。
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by kimamaspain | 2007-12-10 13:28 | レストラン

小笠原伯爵邸のランチ

モダン・スパニッシュが楽しめるレストラン、小笠原伯爵邸。行きたい行きたいと思いつつ、はや4〜5年はたったでしょうか。やっと訪問することができました。

2002年オープン当時は、ホセ・バラオナ・ビニェスさんが総料理長で、エル・ブジ人気と相まって、マスコミにもけっこう取り上げられていましたね。

今はもう落ち着いた感じですが、それでも一度は食べてみないと済まないわたくし。スパニッシュ様式の建物にも惹かれるわたくし。

2007年6月のランチコース(7,350円)を体験してきました。

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CAVAを飲みながら、さ、はじまりはじまり。

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アペリティーヴォ

フォアグラとジュレが層になっています。一口で。これから出てくる料理を予感させる繊細で複雑な味わい。

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パン

長さ20cmくらい。焼きたて。オリーブオイルをつけて。

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和牛のタルタルと山羊のチーズ ガルバンソ豆のフムスのコカ

薄焼きのコカに、ハモン・イベリコを敷いて、もったりとタルタル。白いのがチーズ。ほんの少しなのにチーズの存在感、大。

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赤貝 パンセタのだしとシードルビネガー りんごのジュレ 松前昆布とミントのビナグレタ

ベビーリーフの下に赤貝とりんごのジュレが隠れています。松前昆布が小さく刻まれたドレッシングと酢味噌のようなクリーミーなドレッシングの合わせ技が絶妙。

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あいなめのフリート さくらんぼとマイクロリーフ

揚げたて。衣サクサク、身はふわっ。

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まこもたけ うずら卵 黒トリュフジュースとキャビア

卵の形の器に入っています。一口で。トリュフやキャビアの風味が絡み合って、上品かつ濃厚。

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ほうぼうのコンフィ テクスチャーをつけたジンライム 野菜のサンファイナ ずんだ豆のピュレ

ジンライム風味の泡ソースの下にほうぼうが隠れています。すっきりさわやかな味。

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“海と山”ほうれん草を詰めた小いか 空豆と煮込んだスペイン産鳩もも肉 タマリンドのソースを添えたむね肉

鳩肉が微妙(笑)、ほうれん草をつめた小いかも微妙。これに関しては、手を加えないほうがわたしは好きかな。あるいは、鶏肉で十分。小いかだけで十分。

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すっぽんのアロス

スッポンスープで作ったリゾット。鍋のあとの雑炊のようです。それを言っちゃおしまいか? いや、それくらいおいしいってことで。

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ライチのソルベとマンゴープリン

どちらもつるんと一口で。

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ラ・マセタ

チョコレート味のクッキーでできたカゴの中にベリー系フルーツが5種類。白いクリーム状のものは
お米のデザート、アロスコンレチェ。板状の飴を添えて。この組み合わせに、うっとりです。

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紅茶

最後はコーヒーか紅茶でおしまい。ごちそうさまでした。

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噂どおり、目と舌でゆっくり味わえる新スペイン料理でした。ちょっと凝りすぎか?と思える料理もありましたが、これが創作スペイン料理というものなんでしょう。伝統的スペイン料理にありがちなこってり感はどこにもありません。薄味で上品。

全体の量も、女性にとっては、多すぎず少なすぎず。とはいえ、もう少しほしいと思っても、そういう料理に限って一口で終わってしまう形のものが多く・・・。次々と新しい味と出合えるのが、このコースの魅力なんでしょうけれど。

魅力といえば、この空間、雰囲気です。ここでいただくからこその、おいしさというのもありますね。食事のあとは、邸宅内を案内していただき、庭を散策してたっぷり3時間は楽しみました。総合力で満足度アップです。

ウエディングもやっていますが、こんな中での挙式は素敵でしょうね。貸し切りにはうってつけ。パーティー向きのレストランとも言えますね。床のきしみさえも、心地よい響きに聞こえるから不思議です。

小笠原伯爵邸の写真はこちらで。

【関連リンク】

スペイン料理レストラン&バル

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by kimamaspain | 2007-06-20 16:55 | レストラン