愛と愉しみのスペイン料理

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スペイン料理関連のレポートを少しずつ。

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カテゴリ:本・雑誌・新聞( 14 )

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スペインのサンドイッチ、ボカディージョ(Bocadillo)。
バゲットパンに、チーズや生ハム、トルティージャなどを挟んだものです。
ちょっと出かけるときのお弁当として、手軽にすませられる食事として
真っ先に浮かぶ食べ物といっていいでしょうか。
日本でのおにぎりのような感覚の食べ物です。

本場のものは、レタスやトマトなどの生野菜はあまり入れず、
いきなりパンに、具を挟み込む感じです。
自分で作るときは、つい入れてしまいますけれど。

さて、バルセロナが舞台の小説「風の影」。
作中にカフェレストランやそこでのメニューが出てきますが、
このボカディージョも何度か登場します。
だいたいが空腹という状況とセットになっています。

軽くお腹がすいた程度じゃないんです。
いつも、おなかペコペコ状態。

たとえば、ベアと一緒に入ったカフェで
「生ハムのボカディージョ」を注文したダニエル少年。
あいにく無くて、パタタスブラバスを注文するのですが、
その時、
ぼくは、死にそうに腹がへっていた。


また、ホームレスあがりの書店員フェルミンが
こんなふうに提案する台詞もあります。
「すげえ腹がすいてきましたよ・・・玉ねぎたっぷりの卵焼き
(トルティージャ)入りボカディージョを2個かぶりつく、
なんていうのはどうです?」


ほかのシーンでも、フェルミンは
「わたしにもボカディージョをひとつ作ってもらえませんかね。
中身はなんでもいいですから。緊張がつづいたもんで、
メチャクチャ腹がすいちまってね」


フェルミンが治療後に意識が回復したときも
「モルシージャ(血詰めソーセージ)とニンニクの茎をはさんだ
ボカディージョとチョコレートと、レモン味のスグスがほしい・・・」


という具合。
お腹がすいたら、とりあえずボカディージョなんですね。

で、このボカディージョという名称は、あまり日本では知られて
いないと思うのですが、サンドイッチなどとは訳されず、
そのまま使われています。
それだけ、スペインの生活に密着した食べ物だということでしょう。
同じく、よく登場するカフェ・コン・レチェも、そのままで
カフェ・オ・レとかミルクコーヒーにはなっていないですね。

そのほかの食べ物は日本語に訳してあるか、
訳した上で、ルビに原語をふっていました。

「ブテイファーラ」は、カタルーニャ産ソーセージ。
「チストーラ」は、ナバーラ産の細腸詰。
「ブラバス」は、ポテトのチリソース添え。
「モルシージャ」は、血詰めソーセージ。
「トルティージャ」は、卵焼き。

ん〜、なるほどね。
些細なことだけれど、食文化を考慮した上でのこの書き分けに、
うなりました。

といっても、この小説は、食べ物とは全然関係ないし、
小道具としても別に重要ではないですね。
本をめぐるミステリーなので、読書好きの人におすすめです。

ところで・・・
こんなこと書いてて、今更なんだけど

「レモン味のスグス」って何?(笑)
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by kimamaspain | 2007-04-04 11:57 | 本・雑誌・新聞
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サルバドール・ダリは「幼い頃コックになりたかった」と、言っていた。とろけたカマンベールチーズを見て、だらりとした時計が印象的な「記憶の固執」を描いた。晩年のガウディ建築を「食べられる建築」と形容し、最愛の妻ガラを「食べてしまいたい」ほど偏狂に愛していた。食と関連づけて思考するダリ。料理を芸術としてとらえたならば、どんな創作になるのでしょう。

ダリには、1973年に出版した「ガラの晩餐」という料理本があります。ただのレシピ本なのか、料理をアート化してるのか、内容はわからなかったけれど、どんなものか見てみたいと思っていました。思ってはいたけれど、入手は困難だろうし、目にすることもたぶん無いだろうと、勝手にあきらめてもいました。


テレビの中の「ガラの晩餐」

その存在すら忘れかけていたころ、ダリのドキュメンタリー番組がありました。「私が噂のダリである サルバドール・ダリ 天才の秘密」。わたしが見たのは、2004年にNHKハイビジョン特集で放送したものを、この春、BS版として1時間に編集し直したものです。親交のあった人たちのインタビューや再現ドラマで構成してあり、フィゲラスのダリ劇場美術館やダリが晩年よく通ったホテル・デュランのレストランも出てきました。

レストランでは支配人らしき人が、ダリが好んで座った席などを案内してくれた後、百科事典のような分厚い本を持ってきました。金色の表紙で、大きく「DALI」の文字とガラの横顔がデザインされています。そう。これこそが、ダリの料理本「ガラの晩餐」だったのです。

パリの名レストラン、トゥール・ダルジャンやマキシム等と共同で制作したもので、136点の料理写真とそのレシピ、ダリの絵とデッサンがふんだんに入っているといいます。ぱらぱらとめくって見せてくれましたが、絵も写真も大きく扱われ、画集のような豪華さでした。

コース料理のタイトルがダリらしく「夢うつつのやわらかい時計」「君主制の肉」「わたしが食べるガラ(les “je mange Gala”)」

そんなふうに名付けるくらいだから、料理はさぞかし奇想天外なものだろうと思いきや、そうではありませんでした。ホテル・デュランのレストランで再現された料理は、貝や甲殻類を使った正統なる晩餐料理でした。最高の食材を丁寧に調理し、ゴージャスに盛りつけた高級料理。

特に「ザリガニのピラミッド盛り」には、恐れ入りました。ザリガニが1mはあろうかという高さに積み上げられ、まるで赤いザリガニツリーのようにテーブルにそびえ立っていたのです。

ダリは、甲殻類が好きだったようです。やわらかな身を堅い殻で守るという生物としての成り立ちにも、惹かれたらしく・・・。世間から守ってくれる鎧がガラで、中身が自分。二人でひとり。一心同体という意味を含めて好きだったんでしょう。


雑誌の中の「ガラの晩餐」

再現といえば、「料理王国」10月号でもダリの料理が取り上げられています。こちらは、レシピのまま再現したというよりは、ダリに捧げるオマージュとして銀座マルディ・グラの和知徹シェフが独自に解釈して作ったものです。料理名は「ダリ風パナシェ」。「ザリガニのピラミッド盛り」を参考にしたらしく、オマールエビを中心にムースやパイを組み合わせた豪華な1品に仕上げていました。

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こうして参考にしているのだから、どこかに資料があるはずです。やはり「ガラの晩餐」をこの目で見たい。

数年前までは探すのさえ困難な状況でしたが、今はネットが充実しています。「ガラの晩餐」で検索すると、難なくその在処がわかりました。1976年5月号の「芸術新潮」の特集に、ダリの料理として、一部紹介されているらしいのです。30年も前の雑誌ですが、どこかにあるに違いありません。古書検索で、探す、探す。探しまくる。

膨大なリストの中から、発行年月の数字を目で追っていきました。まるで、宝くじの当選番号をチェックしてるみたいな気分です。

芸術新潮 1986年5月号 ああ、10年前だよ・・・
芸術新潮 1976年4月号 ああ、その次の号・・・・
芸術新潮 昭和51年5月号 ああ、惜しい・・・

ん? 昭和51年は1976年か? あ、あった〜!

すぐさま手続きをして、待つこと1週間。わたしの手元に1976年の「芸術新潮」5月号がやってきました。


「芸術新潮」の中の「ガラの晩餐」

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表紙からしてダリでした。「特集ダリの料理 その表現と味覚」。扉には「ザリガニのピラミッド盛り」が載っていました。料理は、「ガラの晩餐」からそのまま転載されたもののようでした。テレビでちらっと見えた料理写真が、「臣下にかしずかれた孔雀 帝王風」「蛙のクリーム煮」であることがわかりました。番組で披露された再現料理が、実に忠実にレシピどおり作られていたこともわかりました。

掲載料理は全部で30品。全カラー、レシピつき。岡谷公二さんの解説で、ダリの絵とデッサンも数点載っていました。

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レシピのひとつひとつを見ていきます。「ガラの晩餐」の料理はフレンチシェフが作っているため、フランス料理の範疇に入るのかもしれませんが、スペイン料理(カタルーニャ料理)の要素も含まれています。というか、スペインの伝統料理とも重なってくるのです。

魚のおなかに詰め物をする「アフリカの鯛」や「かますのベル・エポック風」は、ナバーラの「川ますの生ハム詰め」を彷彿とさせるし、ムール貝の中に米と野菜を詰めた「ムール貝のシュルプリーズ」は、「ムール貝の蒸し煮」。牛の胃袋と豆を煮込んだ「トリップ昔風」は、コシードを連想させます。

オリーブオイルよりも、バターが多く使われているけれど、血入りソーセージや鱈、手長エビやムール貝、かたつむりなどは、スペインでもなじみの食材です。

と、こうして無理矢理にでもスペイン料理と結びつけたくなるのは、まるっきりのフランス料理ではなく、スペイン料理でもあってほしいという願望にすぎません。

フレンチであろうがスパニッシュであろうが、料理をカテゴライズすること自体ナンセンスなのだけれど、カタルーニャを愛したダリなのだから、カタルーニャ料理、ひいてはスペイン料理にも愛着があり、どこかに反映させているに違いないと思いたいのです。

「ガラの晩餐」のなかに「トマトのタルト」というのがあります。トマトを甘く煮てパイ型に詰めて焼いたものです。フランスにもありそうですが、やはりこう思ってしまいます。

「トマトづかいが、スパニッシュだね」。

【関連リンク】

サルバドール・ダリの世界にひたるグッズとダリ展情報

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by kimamaspain | 2006-10-06 11:42 | 本・雑誌・新聞
創刊号ですっかりファンになってしまった「ペン・アテス」。
2号が11月末に発売されたので、即購入しました。
特集の「ヌーヴェル京都」にも興味があったし、
クッキングファイルは、スペイン料理だったし。

「ヌーヴェル京都」には、行ってみたいお店が
いっぱい載っていましたねえ。
伝統的で新しい京都の魅力がつまっていて、
ああ来年はぜったい!って思いました。
スペイン割烹の「ラ・マーサ」なんてちょっと面白そうです。

クッキングファイルは、「ティオ・ダンジョウ」のシェフ
壇上桂太さんが教えてくれる「フライパンひとつのスペイン料理」で
クリスマスシーズンにぴったりの華やかな料理が3品紹介されていました。
フラメンコエッグ、鶏肉と紫キャベツのソテー、シーフードパエリア。
市販のトマトソースを使って、簡単にできるよう工夫されています。
レシピを読んだだけで、味が想像できてしまいますよ。
これ、ぜったいおいしい!
男性諸氏、作って作って〜(笑)

てなわけで、
デザインもすっきりしていて、海外にも関心が向けられていて
男性向け食雑誌ながら、わたしの好みにぴったりなので、
この気持ちを伝えるべく、巻末のアンケートはがきに
せっせと記入していたのですが・・・
・・・ああギブアップ!
あまりの設問の多さに、途中で気持ちが萎えてしまいました。
(たしか創刊号の時のアンケートも、途中で息切れてやめた)

プレゼントには応募したかったのですが、ま、物より気持ちです。
ここからラブコールだけ送っておきましょ。
あのセンス 好きだぜベイベ〜 ペンアテス♪
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by kimamaspain | 2005-12-10 00:27 | 本・雑誌・新聞

VISA 12月号 フォ〜!

カード会社「VISA」会報誌は目の毒ですなあ。

第1特集の「フラメンコ」記事がらみの、セビリャの宮殿レストラン
「タベルナ・デル・アラバルデロ」のおいしそうな料理写真を
見たからではなく

第2特集の「ごはんが主役」にドス・ガトスの高森シェフが作った
「アロス・マリネーラ」が載っていて、その大きさの土鍋(カスエラ)が
欲しいなあと購入意欲をかきたてられたからでもなく

巻末のツアー広告につい目がいってしまって・・・

情熱大陸スペイン周遊ハイライト9日間ですよ。フォ〜!(笑)
マドリッド、トレド、コルドバ、セビリア、コスタ・デル・ソル
ミハス、グラナダ、ラ・マンチャ、バルセロナとまわるんですよ。フォ〜!
全食事付きで、17万円。フォ〜〜!
行きたい。フォ〜! 
行きたいけど・・・
ハードゲイ、もといハードスケジュールでしょうかねえ。
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by kimamaspain | 2005-11-14 22:19 | 本・雑誌・新聞
「pen」(阪急コミュニケーションズ)の別冊「pen_ates」。
第1特集は、編集部が選んだ「誰も知らなかった、三つ星レストラン」。
「美味しい」を超えたプラスαのあるお店が、25店紹介されています。

プラスαの5つのポイントは
・感動をくれる
・頼りになる
・やさしい
・値打ちが伝わる
・お洒落心がある

スペイン料理では、日本橋の「レストランサン・パウ」と
桜新町の「弦巻茶屋」、大阪の「フジヤ1935」が載っているのですが、
この3店とも「お洒落心がある」というプラスαで選ばれています。

ヌエバ・コシーナ(新スペイン料理)が、浸透してきてる証拠かな?

と思いきや、「弦巻茶屋」に関しては全く違うコンセプトのようで
店構えは純和風、調度品はモロッコ家具という不思議な空間で食べる
スペイン料理(モロッコ料理に近い?)のようです。
ちょっと気になりますねえ。

第2特集は、「バルセロナ。新・快楽主義者の暮らす街」。
バルセロナ在住の男性2人のライフスタイルのレポートです。
共通するのは、週末に友達など集めてホームパーティをするところ。
お料理は集まった人たちみんなで、わいわい作るんですね。

いまや、料理を作らない男はかっこわるい?

食と生活にこだわったこの男性誌、
洗練されたデザインのキッチンツールや
センスよく簡単に作れるお料理レシピまで載っているので
男性だけに読ませておくのはもったいな〜〜い。
スペイン料理には関係なくても、次号もしっかりチェックしますよ〜。(^^;)
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by kimamaspain | 2005-10-17 21:54 | 本・雑誌・新聞
朝日新聞(10月15日付朝刊be)の「料理の知恵袋道具編」に
パエリャの語源となったパエリャ鍋(パエリャラ)の記事と
パエリャのレシピが載っていました。

こうして日本の家庭にもどんどん浸透するパエリャ。いいぞ〜。

と思いながら、記事をチェ〜〜ック!
「なんちゃってパエリャ」ばかり作っているわたしが言うのも
なんですが・・・

材料のところで、微弱ながらツッコミセンサー点滅。
2人分で、米1カップ半。
ん〜〜、ちょっと多すぎるような。(^^;)
食べ盛りの男の子2人分でしょうか? 

レシピのところでも、軽くセンサー点滅。
サフランは、そのままじゃなく、
すりつぶしたほうが、色も風味も出るのになあ。(ぼそっ)

と、次の段階で、激しくセンサー点滅。
あれれ、お米を洗っていますよ〜。
しかもご丁寧に
「米は洗わずにそのまま入れて・・・(略)というレシピが多い。
 しかし、今回は洗って水気をきった米を入れた」
とあります。
なんでや〜? あえてそうした理由が知りたいぞ〜。(^^;)
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by kimamaspain | 2005-10-15 22:55 | 本・雑誌・新聞
「Hanako」9/28号の銀座特集に、
「銀座のスペインバルは、いま最高潮」ということで、
5店紹介されています。

最初にど〜んと載っているのが、
Catalan Bar Vinuls(カタランバー バニュルス)。
先月開店したばかりだそうで、1階が立ち飲み、2階がレストラン。
フレンチの名店「オザミ・デ・ヴァン」がプロデュースしたんだって。
スペインバルとしないで、あえてカタランバーとしたのは
カタルーニャのバルを意識したんでしょうかねえ。
ん〜、今度行ってみなければ。

あとは、銀座スペインバル
Spanish Grill EL CERDO(スパニッシュグリル エルセルド)
BAR de ESPANA Pero(バル デ エスパーニャ ペロ)
Puerto de Palos(プエルト・デ・パロス)

「BRIO」10月号にも「夜のざわめき バルカウンター」の記事で
何軒か紹介されていたけど、スペインバルは今が最高潮なんでしょうか。
ということは、後は静かに退いていく???
(そんなあ・・・)(^^;)
「流行」に終わらず、このまましっかりと定着してほしいですねえ。

気軽に行けて、小粋に酔えるスペインバル。
まだまだ。もっともっと。
これからですよ〜。
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by kimamaspain | 2005-09-22 01:18 | 本・雑誌・新聞
b0010007_13302482.jpg今年は、『ドン・キホーテ』初版が
出版されて400年なんですね。
だからというわけでもないのですが
6月に松本幸四郎のミュージカル
「ラ・マンチャの男」を観に行きまして、
これがよかったんです。
2時間ちょっとにうまくまとめられていて
決めぜりふがぴしっと決まり、
テンポよくクライマックスに・・・。
どおりでロングランを続けてるわけですよ。

そこで、ふと思い出したのが、
「ドン・キホーテの食卓」荻内勝之著(新潮選書)。
書名だけは知っていたのですが、『ドン・キホーテ』を
ちゃんと読んだことがなかった(というか、
読みかけてすぐに放り出した)ので、いずれ・・・
と思っているうちに時が流れ、この本の存在さえも
忘却の彼方にとんでいってたのでした。
それを「ラ・マンチャの男」がぐぐぐっと引き寄せてくれたわけですが、
いざ読もうと思うと、無いんですね〜。
(1987年刊行で、今は絶版のよう)
だもんで、手っ取り早く図書館で借りてきました。

ああ、なんでもっと早く読まなかったんでしょう。
『ドン・キホーテ』を食べ物や料理の観点から探っているのですが、
雑学の宝庫とでもいいましょうか、話があっちゃこっちゃに
いきながらも、料理の作り方や素材にまで言及してあって、
これが知りたかった!というのが、ばっちり載っていたのです。

たとえば、ガッチャス。
ことしの2月にテレビの特番で紹介されて、
へえ〜と興味深く見たのですが、なんのことはない、
ラ・マンチャの郷土料理ガチャとして、粉の正体を
突き止めるところからレポートされておりました。
「茄子アンダルシアの夏」に出てくる茄子のアサディジョ漬けや、
冷製スープじゃない煮込み料理の「ガスパチョ」
(「ドン・キホーテ」では「ガリアーノ」と呼ばれている料理)
昔ながらのコシードなども、それはそれは丁寧に紹介されておりました。

なーんだ、もっと早くこの知識を得ていたら・・・

いえいえ、テレビや漫画で取り上げられたり
小耳にはさんだ料理だったからこそ、
関心をもって楽しく読むことができたのでしょう。
逆に言えば、これでセルバンデスの『ドン・キホーテ』をも
面白く読めそうな気がしてきました。
一度は挫折したけれど、また挑戦してみようかな。
出版400年を祝って・・・(超こじつけ!)(^^;)
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by kimamaspain | 2005-07-31 13:46 | 本・雑誌・新聞

「すてきレシピ」春号

もうすぐ夏号が出ようかという頃に、すみません。
栗原はるみさんの「すてきレシピ」春号(35号)
バルセロナとカダケスの旅のレポートが載っていました。
「芸術と食を楽しむバルセロナの休日」
レストラン&バルのお料理写真がいっぱいです。

クッキングカードになっているレシピのページでは、
フライパンで作るパエリアも紹介されていました。
さすが、はるみさん! 柔軟な解釈で、
家庭で作りやすいようにアレンジしてあります。
材料は、銀ダラ、ウインナ、ベーコン、ピーマン。
サフランを使わず、トマトケチャップ味です。

おお〜、これは心強いですねえ。
日頃、創作パエリャで遊んでいるわたしですが、
栗原はるみさんのアレンジも自由な発想で
「らしさ」が出ています。
これがパエリャなんだと認識されると困りますが、
自分で作って、自分たちで食べるんですから
ラテンな気分でおいしく食べられれば、マル。
無理して本場の味を再現することはないですもんね。

これもパエリャ、あれもパエリャ
たぶんパエリャ、きっとパエリャ〜♪(笑)
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by kimamaspain | 2005-05-23 10:52 | 本・雑誌・新聞

スペインが止まらない?

目下、「パエリャが止まらない」状態のわたくしですが、(^^;)
料理界では、スペインの勢いが止まらないようで、
柴田書店から「スペインが止まらない PART2」という本が出ています。
「PART2」というくらいですから、「PART1」もあったわけで
相当に勢いづいているのでしょう・・・か???
これは「専門料理」の別冊として発行されているもので、
プロの料理人向けだろうなあと思いつつも、買ってしまいました。

「エルブジ」のフェランを知ったときは、へえ〜と驚きましたが
いまや、彼だけが特別ではないんですね。
若手のシェフが紹介されているのですが、彼らの作る料理は
みな上品で繊細で、これがスペイン料理?と思うものばかり。
イマジネーションをふくらませて、スペインの伝統料理を
新しい高級料理に作り上げているのです。
うわ〜、いつの間に?(笑)
いまや、液体窒素やアルギン酸を使う調理法は当たり前。
若手も先輩もレシピや技術を公開しあって、頑張ってるんだな〜
というのが、誌面から伝わってきました。

パリとバルセロナのレストランも紹介されてるのですが
これが、ほとんど同じテイスト。
これはフランス料理? いやスペイン料理か?
なんて言ってると、笑われそうなぐらいに融合して
新しいスタイルになっていました。
まだ一部のレストランでのことにすぎないのでしょうが、
この傾向は、料理界全体にあるのかもしれません。

その流れからか、ピンチョスにも変化が・・・。
気軽につまめるバスク風のおつまみと思っていましたが
一方では、一口サイズの高級料理にも変身していたのです。
たとえば、じゃがいものペーストを薄く焼いた物と
にんにくスープ(エスプーマ)を重ねて
ミルフィーユ仕立てにしてあるんです。
いやはや、発想は無限ですね。

とにかく、みんな研究熱心でバイタリティにあふれてて
料理を作り出すことが楽しくてしょうがないといった雰囲気。
読んでいるだけで、元気が出てくるレポートの数々でした。
ときどき眺めてリフレッシュしよ〜っと。

というわけで、プロの料理人じゃございませんが、
わたしもひとつ真似して作ってみました。
「グリーンアスパラガスのクロカント、ケフィアとすりごま風味」
ま、見かけだけですけれどね。(^^;)
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by kimamaspain | 2005-04-29 00:51 | 本・雑誌・新聞