愛と愉しみのスペイン料理

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スペイン料理関連のレポートを少しずつ。

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久しぶりの関西地区です。
芦屋在住の友人と会うため、その近辺のお店ということで、
かねてより一度訪ねてみたいと思っていた西宮の
「ルナ パルパドス」に行ってきました。

東京から新幹線で新大阪まで行って在来線に乗り換え、
さくら夙川からタクシー。

公園を通り抜け住宅街をしばし走って
「ここじゃないですかねえ」とタクシーが止まったのは、
1階に三井住友銀行が入っているビルの前でした。
通りの反対側は関西スーパーという大きなスーパーマーケット。

「どこどこ?」と探す間もなく、すぐに目に入ったのが、
黄色と赤の看板です。ああ、スペインの色ですよ。
中心には小さく波のようなうねうねした曲線と2匹のお魚の絵が
描かれています。可愛くてセンスいい。こういうの好きだなあ。
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階段を降りていくと、大きな窓ガラスに今度は生ハムの絵。
ちょっとマリスカルのイラストっぽい雰囲気が漂っています。
開かれた扉とこのガラス越しに、ほんの少し店内がうかがえ
手前がバルになっているのがわかります。

入って行くと、カウンターにはタパスが並び、その後ろには
たくさんのお酒の瓶。夜はここで軽くタパスをつまみながら一杯、
なんていいですねえ。常連さんはさぞかし心地よい時間を
過ごされているのでしょう。
カウンターと床はダークブラウンで落ち着きがあり、
フローリングの感触が足に心地いいです。
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バルを通り抜けると、レストランスペースが広がっていました。
清潔感があり、明るくてゆったりした空間です。
メニューを眺めて、お米料理が入っているコース(1,800円ぐらい?)と
どっちにしようか迷った挙げ句、品数の多さに惹かれて
2,200円のメヌーデルディアに決定。
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飲み物は、辛口のカバにしました。
注いでくれたのはシャロック カバ ブルット(Xaloc Cava Brut)。
友人は、0.5%のビールテイスト飲料「バクラー」をチョイス。
これはハイネケンで製造されているんですね。

「Botanica」にも、レーベンブロイのアルコールフリータイプが
あったけれど、最近はかっこいいノンアルコールを置くところが
増えているんでしょうか。お酒好きとしては、こういうのがあると
呑まない人とも同じように楽しめて嬉しい限りです。

さて、喉を潤したところで、まず登場したのは
アサリのパセリソース(Almejas con salsa de perejil)。
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カバとよく合います。1口だけど、アサリの出汁がきいててうまい。

そして、パン。手前のパンは自家製だそうです。
うれしいですね。こだわりを感じます。
パン用のバターもオリーブオイルもないのですが、ぜんぜん問題ない。
パン自体もおいしいし、お料理のソースをきれいにいただくには必須ですから。
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次に出てきたのは、ヒイカのスケ(Suquet de chipirones)
ヒイカとじゃがいもの煮込みのようなもんですね。
イカといろんな野菜のエキスが溶け出してうまうまです。
サフランも入っていたのかな。
おいしっ!と思ったら、もう食べ終わってしまいました。
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だって、こんな大きなお皿に、これだけだったんですから。
ああ、もっと食べたかったよお(笑)
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ま、これらは前菜ですからねえ。少量でも仕方ありません。
で、次はスープです。

ニンニクと半熟卵のスープ ソパ デ アホ(Sopa de ajo)
または
バターナッツ(かぼちゃ)の乳製品を使っていないクリームスープ
(Crema de calabasa)
だったので、それぞれいただくことにしました。
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こちらが、ソパデアホ。
にんにくたっぷり、パプリカの色がおいしそう。
卵はウズラのようでした。
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そして、バターナッツのクリームスープ。
かぼちゃなんだけど、なめからな舌触りでとってもクリーミー。
でもミルクは入っていないんですよね。こくがあって優しい味です。
で、スープ皿のとなりに置いているのが、バターナッツです。

バターナッツって何? かぼちゃなの?なんて話していたら、
わざわざ厨房から実物を持ってきてくださったのです。
まさに、巨大なピーナッツ、あるいはひょうたんのような風貌で
味はかぼちゃなんです。面白いですね。
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秋刀魚の軽いスモークのサラダ(Ensalada de sanma ahumada)

これがまた、うまい! スモークサーモンはざらにありますが
さんまのスモークなんて初めていただきました。
添えられてるのは、茄子と玉ねぎだったかな。
とにかくさんまの印象が強くて他の味を忘れてしまったのですが
今見ると、ソースも凝っていたんですね。

続いて出てきたのは、お口休めのようなミニチュア版ピンチョスです。
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右側がメンブリージョとチーズ、左側は、えっとえっと・・・
シューの中に入っていたのがなんだったのか思い出せません。
すみません。ぱくって食べて終わっちゃって。

そしていよいよ、メインです。
4種類から選べたのですが、
「イベリコ豚ベジョータのハンバーグ アンブルゲッサ」は1,260円の追加。
「イベリコ豚セクレトの低温ソテー 山葵風味 ペドロヒメネスソース」は
1,365円追加ということで、必然的に(?)追加料金のいらない次の
2品になりました。
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仔牛ときのこのフリカンド(Fricando amb cama-secs)
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本日の天然鮮魚のビスカヤ風(Pescado a la vizcaina)

お魚は真鯛だったか、なんだったかこれまた失念してしまいましたが
とにかく鯛のような白身魚で、皮はパリパリ、身はしっとりで
まことにおいしく、こってりとしたソースによく合っていました。

このポワレの技術、習得したいです。
どうしたらこんな風にパリパリしっとりに焼けるんでしょう。
魚自体がいいのはわかるけど、おうちで再現するには難しそうです。
皮だけにオイルを塗って焼くってやつかな???

最後にデザートと飲み物です。
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大きなプレートに3種類のデザートがのっかって出てきました。
やはり極小なんだけど、一口ずつ味わえていいですね。

左側はぶどうのゼリー、真ん中はチーズケーキだったかな。
右側はクレープにシナモンのアイスクリーム。

友人はコーヒー、わたしはハーブティを飲みながら
これらをいただいたのでした。ああ、おいしかった〜。
ごちそうさまでした。

ゆったりとした快適な空間で、身も心も大満足です。
こちらのお店の方は、毎年スペインに行って料理研究を
されてるそうで、その成果がお皿に投影されているんですね。
地元の新鮮な食材を使って、モダンスパニッシュのいいところを
うまく取り入れた料理の数々は、どれも手抜きなし。
料理にもサービスにも細やかな心遣いが感じられました。

食事が済んで、お水を飲んでいたら
友人が「金魚が泳いでるよ」っていうんです。
え?と思ったら、壁にかかった絵が、グラスに映り込んで
まるでグラスの中に金魚がいるように見えていたのでした。
なんだかロマンチック♪
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スペイン料理好きとしては、本当に嬉しくなるお店でした。
2008年10月26日で5周年を迎えられたそうですが
今後もますます賑わって、末永く続いて欲しいと思います。
タクシーを飛ばしてでも行く価値あり。
今度は夜に行きたいなあ。

<参考リンク>
おでかけスペイン料理レストラン&スペインバル

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ルナ パルパドス (スペイン料理 / 苦楽園口)
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by kimamaspain | 2008-10-28 12:20 | レストラン
2008年10月4日〜12月14日まで、国立新美術館とサントリー美術館で、
ピカソ展が開かれていますが、それを記念して、東京ミッドタウンでは
「ピカソと食」というイベントをやっています。
レストランやショップにピカソ展の半券を持って行くと、割引があったり
おまけがあったり、特別メニューを用意しているところもあります。
ピカソを観たなら、食の面でも楽しまなくちゃねえ。
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    というわけで、行ってまいりました、「Botanica(ボタニカ)」へ。
    ピカソ展期間中のみ、スペイン生まれのピカソにちなんで、
    スパニッシュテイストを盛り込んだアートな料理が3品味わえるんです。

    特にピカソ展用のコースというのはなくて、ブリフィクスコースの、
    前菜、メイン、デザートにピカソ展特別料理(※)が
    選べるというわけです。
    ※いずれも追加料金(320〜530円程度)が必要
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    食前酒にはシャンパンといきたかったのですが・・・
    うう、いつものビールです。
    ノンアルコールのレーベンブロイもありました。
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    バターは自家製のふわふわホイップバターです。
    とっても軽くておいし〜。これ売ってたらほしいくらいです。
    パンはベビーサイズ。ライ麦入りかな?
    かるく2個はいけました。
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    <前菜>
    本日の河岸からの鮮魚のカルパッチョ
    サラダ仕立て ガスパチョソース


    これは目にもあざやか、本当に美しい。
    白身魚のカルパッチョの上に、フルーツトマト、ラディッシュ、
    カラスミ、パプリカなどが散りばめられています。
    オレンジ色のガスパチョソースの他に、グリーンのバジルソースも
    添えられていて、繊細な味わいです。
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    <メイン>
    真鯛のポッシェ ガーリック風味の白ワインクリームソース
    イベリコベーコンのグリルを添えて


    淡白な真鯛やズッキーニに、濃厚なクリームソースがよく合います。
    それを後押しするかのようにイベリコベーコンの肉汁が時折主張します。
    でも、しつこいわけじゃない。トマトの酸味が加わっているからかな?
    一滴も残したくなくて、パンで拭き取るようにしていただきました。
    友人のパンを分けてもらって。
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    <デザート>
    クレマ・カタラーナ 
    マスカルポーネのジェラートとフルーツと共に


    これ、クレマ・カタラナということになっていますが、
    いただいた限り、完全にクレームブリュレです。
    オーブンで加熱してあって、なめらかプリンのようでしたから。
    でも、そんなことはどうでもいいんです。

    見て、この美しさ。
    下のお皿に描かれた3色の線と、オブジェのようなざくろ。
    これをアートと言わずして、なんと言おう。
    ため息ものです。
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ここまでくると、もうピカソだろうがミロだろうが、
どうでもよくなりますね。
料理そのものが独自にアートしてるのですから。

このあと、コーヒー(または紅茶)で、おしまいです。
締めて、5,400円なり。

コンランがプロデュースした心地よい空間で
展覧会の余韻を素敵に盛り上げてくれる料理たち。
目で舌で、極上のひとときを味わいました。
ああ、しあわせ〜♪
たまにはいいですよね、こんな贅沢ランチも。

<参考リンク>
東京ミッドタウンサイト
D&Dロンドン「ボタニカ」のページ
おでかけスペイン料理レストラン&スペインバル

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ボタニカ (イタリアン / 六本木)
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by kimamaspain | 2008-10-22 15:29 | レストラン