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愛と愉しみのスペイン料理

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スペイン料理関連のレポートを少しずつ。

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日本橋「レストラン サン・パウ」(4)_b0010007_2022782.jpg

いよいよ、メインの魚料理&肉料理です。

お魚はイトヨリ。骨を抜いたやわらかな身の中に、細かくきざんだ温野菜が詰めてあります。ていねいな仕事ですね。ソースで描いた線、散らしたサフランが芸術的です。野菜のうまみが淡泊な白身に染みこんでいて、ほどよい味加減でした。

さあ、つぎはお肉です。銀のボール型のふたをしたお皿が仰々しく運ばれてきます。今回、3人で行ったので3人分のふたが、タイミングを合わせて、一斉に開けられました。

おお〜!
意外にこじんまり? (^^;)

お肉は、鴨のむね肉。イベリコ豚の背脂で巻いたものをローストしてあります。ソースはマグロ(黄色)と鴨骨の2種類。これまたアートしていますね。付け合わせの野菜は、手前が、にんじん、グリーンアスパラ、ズッキーニ。その下に、1/4のラディッシュと拍子切りしたポテト、そしてその前にある白いもの。

食べてみると、じゃがいもじゃない、甘みのない梨のような…?と思っていたら、パースニップ(白にんじん)でした。素材でおどかしますねえ・・・(笑)初めてでした、白にんじん。

最後、ナプキンと受け皿を取り替えて、デザートタイムです。

デザート1品目。シャーベットとフルーツゼリーの入った器が運ばれてきたかと思うと、ソーダ水が注がれて・・・

うわっ、なにするんだ〜(笑)

そういうデザートだったんですよ。しゅわしゅわと炭酸がはじける中、シャーベットをそのソーダ水でゆるめて口へ運ぶと、やわらかな冷たさが喉をさあっと通っていきました。これ、ちょっとおうちでやっても、いいかもしれませんね。シャーベットとフルーツゼリーを器に盛って、食べる寸前にソーダ水をかけるっていうの。

そして最後のデザートは、四角いチョコレートと甘草とシドラルのスティック。目の前には、透明なガラスのコースターのようなお皿が置かれます。これに取って、食べるんだろうな〜と思っていると、きれいに並べられたチョコ、そして井形に組まれたスティックがトレーに載って、やってきました。「お好きなだけどうぞ」ということなのでしょうが、控えめなわたしは、1個ずつしか取りませんでした。(^^;)(ちょっと後悔)

そのときの飲み物として、「なにかコーヒーか紅茶でも…」と勧められたので、思わず「コーヒー」と言ってしまったのですが、後から、なぜスペインでは定番の「カフェ・コルタード」(エスプレッソのようなもの)と言わなかったのかと、我を疑いました。

というのも・・・(言い訳です)

飲み物(コーヒー、紅茶など)の受け皿として、ガラス製の絵皿が用意されたのですが、その絵というのが、アンディ・ウォーホル。なぜ、ここでアンディ・ウォーホル? ミロとかピカソとか、スペインになじみのあるアーティストのお皿じゃないのお? そんなことから、話題はいつしかウォーホルになりまるで平衡感覚を失うかのように、ここがスパニッシュというのを完全に忘れていたのでした。とほほ〜。

>>日本橋「レストラン サン・パウ」ランチ(5)


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# by kimamaspain | 2004-08-16 20:23 | レストラン