愛と愉しみのスペイン料理

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京都 炭火焼きスペイン料理「EL FOGON(エルフォゴン)」

京都というと、伝統を継承しつつ斬新というイメージがあります。この京都にスペイン料理を持ってきたらどうなるんでしょう。

以前、雑誌「ペン・アテス」のヌーベル京都特集を見ていて、これぞ伝統に斬新さを加えた京風スペイン料理ではあるまいかと、ずっと気になっているお店がありました。スペイン割烹「ラ・マーサ」です。和食の技をいかしたスペイン料理で、魚介の扱いが抜群らしいのです。

京都に行くことがあったら、是非足を運びたいと思っていました。先日その機会にめぐまれ、さあ行くぞ!ランチだぞ!予約をせねばと意気込んで電話をしたら、あらら、残念。夜のみの営業になっていました。

しかし、系列店ではランチをやっているといいます。この2月にできた炭火焼きスペイン料理「エルフォゴン」。なんだかここも面白そうです、行ってみましょう!

■ ■ ■

京都駅から地下鉄にのって京都市役所前駅で降り、地上に出ると、いちょう並木が金色に輝いていました。近づくにつれ、ぷ〜んと銀杏の香りが漂ってきます。見上げると、鈴なりになった実が枝のあちこちに。けやきの街路樹も赤く色づいて、ああ、晩秋の京都やなあ。

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京都市役所を通り過ぎ、ローソンが見える手前の道を右に入ると、ほどなくスペインの旗が見えてきました。まさに、今見た銀杏とけやきの紅葉色。こういうとき、スペインの国旗は目印になっていいですね。

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1階はスペインバルになっていて、午後3時からの営業です。ランチをいただくのは、2階のレストランです。開店の12時ちょうどに行くと、一番のりでした。

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許可をいただいて、店内の写真をパチリ!ランチメニューは2種類でした。

<Aランチ> 1,575円

オニオンのスープ または ハモンセラーノのサラダ

メインプレート
  スペインオムレツ
  たこのジャガイモのガリシア風
  自家製ピクルス
  手羽先とレンズ豆の煮込み

パン

クレマカタラナ または アロス・コン・レチェ

コーヒー または 紅茶
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<Bランチ> 3,150円

Primero plato (前菜)
・ムキエビのガーリック炒め
・ムール貝の白ワイン蒸し
・ハモンセラーノのサラダ
・アグー蓋の胃袋マドリッド風煮込み

Sopa o Vino
・魚介のクリームスープ または カラフェワイン

Plato fuerte(主菜)
・金目鯛の炭火焼き ガーリックソース
・たらとゆで卵のバスク風煮込み
・アグー豚ロースの炭火焼き りんごのサングリアソース
・アグー豚バラ肉のバスク風

Postre
・リンゴのパイ
・アロス・コン・レチェ
・クレマカタラナ

コーヒー または 紅茶
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Aランチはタパスの盛り合わせで、少しずつ味わえ、Bランチは、定食の形でちゃんとした1品料理が味わえるのが魅力です。ううう〜と迷った末に、奮発してBコースにしました。ほんとは、タパス盛り合わせもちょうだい!って言いたかったのですけれど・・・。

で、Bコース。前菜は、ハモンセラーノのサラダをチョイス。そしたらまあ、生ハムがてんこ盛り!(笑)下の野菜が見えません。

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野菜はサニーレタス、トマトのほかに、にんじんやキュウリのピクルスが、ごろんと入っていました。

こんな生ハムを前にしたら、やっぱりスープよりワイン?ってことで、昼間っからカラフェに入ったワインをぐびぐびいきました。すみません。レストラン訪問は、いわばお料理の味探訪なのだから、本来なら、魚介のクリームスープにしなくてはいけないのにねえ。

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それから、メイン。ここは炭火焼きが売りのようだし、白ワインだし「金目鯛の炭火焼き」にしようと一度は決めたのですが、アグー豚というのもこの店の売りと聞いて心が動き、結局「アグー豚ロースの炭火焼き」にしました。なんだか、豚肉ばっかり食べていますね。(汗)

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このアグー豚は、沖縄でも珍しいと言われている貴重な豚で見てのとおり、半分は脂身です。うっ、脂身は苦手。

しかし、イベリコ豚や吉田豚の脂身を経験してるので、たぶんこれも大丈夫だろうと、口に入れると・・・予想どおりとっても甘くてジューシーで柔らかくて。チェリーのお酒とサングリアで作ったフルーツソースともばっちり合っていました。

このソースは、パンにつけてもいけました。しっかし、付け合わせのフライドポテトはちょっと多すぎです。食べきれませんでした。ごめんなさい。

デザートは、アロス・コン・レチェにしました。お米のミルク煮。上にかかっているのは、シナモンです。シンプルなお菓子だけに、ごまかしがききません。さて、どんなお味かな・・・

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と・・・これが、上品なしっかりとしたミルク味で素晴らしい!

いえ、生クリームたっぷりのデザートと比べたら、素朴な味ですから、そんなに絶賛するほどではないでしょう。

けれども、お米と牛乳と砂糖だけで、ここまでの味に仕上げるのは相当なものです。なので、思わず聞いてしまいました。「これには生クリームか何か入っているのですか?」

すると、「1合のお米を2リットルの牛乳でずっと煮込むんですよ。 焦がさないようにかき混ぜ続けるのが、難儀でねえ」

なるほど。手を抜いていない。だから、お米の中までミルクが詰まって濃い味になっていたのですね。炊いたご飯で作るなんちゃってアロス・コン・レチェとは大違いです。うう、参りました〜。

生ハムサラダから始まって、アグー豚、そしてアロス・コン・レチェ。すべてにおいて花丸印でした。(フライドポテト除く)

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最後にコーヒーをいただいて、Bランチ終了です。ごちそうさまでした。(おなかパンパン!)(笑)

電話の対応も、お店での接客もみんな感じがよくて特に、お皿の上げ下げの度に、一言二言添えてくれるちょっとした気遣いが嬉しかったですね。ひとりでも全然退屈しませんでした。

今度は、1階のバルか、「ラ・マーサ」か。京都の空気を吸うことがあったら、また足が向いてしまいそうです。

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by kimamaspain | 2006-12-04 13:41 | レストラン