2007年 06月 20日
小笠原伯爵邸のランチ
モダン・スパニッシュが楽しめるレストラン、小笠原伯爵邸。行きたい行きたいと思いつつ、はや4〜5年はたったでしょうか。やっと訪問することができました。
2002年オープン当時は、ホセ・バラオナ・ビニェスさんが総料理長で、エル・ブジ人気と相まって、マスコミにもけっこう取り上げられていましたね。
今はもう落ち着いた感じですが、それでも一度は食べてみないと済まないわたくし。スパニッシュ様式の建物にも惹かれるわたくし。
2007年6月のランチコース(7,350円)を体験してきました。

CAVAを飲みながら、さ、はじまりはじまり。

アペリティーヴォ
フォアグラとジュレが層になっています。一口で。これから出てくる料理を予感させる繊細で複雑な味わい。

パン
長さ20cmくらい。焼きたて。オリーブオイルをつけて。

和牛のタルタルと山羊のチーズ ガルバンソ豆のフムスのコカ
薄焼きのコカに、ハモン・イベリコを敷いて、もったりとタルタル。白いのがチーズ。ほんの少しなのにチーズの存在感、大。

赤貝 パンセタのだしとシードルビネガー りんごのジュレ 松前昆布とミントのビナグレタ
ベビーリーフの下に赤貝とりんごのジュレが隠れています。松前昆布が小さく刻まれたドレッシングと酢味噌のようなクリーミーなドレッシングの合わせ技が絶妙。

あいなめのフリート さくらんぼとマイクロリーフ
揚げたて。衣サクサク、身はふわっ。

まこもたけ うずら卵 黒トリュフジュースとキャビア
卵の形の器に入っています。一口で。トリュフやキャビアの風味が絡み合って、上品かつ濃厚。

ほうぼうのコンフィ テクスチャーをつけたジンライム 野菜のサンファイナ ずんだ豆のピュレ
ジンライム風味の泡ソースの下にほうぼうが隠れています。すっきりさわやかな味。

“海と山”ほうれん草を詰めた小いか 空豆と煮込んだスペイン産鳩もも肉 タマリンドのソースを添えたむね肉
鳩肉が微妙(笑)、ほうれん草をつめた小いかも微妙。これに関しては、手を加えないほうがわたしは好きかな。あるいは、鶏肉で十分。小いかだけで十分。

すっぽんのアロス
スッポンスープで作ったリゾット。鍋のあとの雑炊のようです。それを言っちゃおしまいか? いや、それくらいおいしいってことで。

ライチのソルベとマンゴープリン
どちらもつるんと一口で。

ラ・マセタ
チョコレート味のクッキーでできたカゴの中にベリー系フルーツが5種類。白いクリーム状のものは
お米のデザート、アロスコンレチェ。板状の飴を添えて。この組み合わせに、うっとりです。

紅茶
最後はコーヒーか紅茶でおしまい。ごちそうさまでした。

噂どおり、目と舌でゆっくり味わえる新スペイン料理でした。ちょっと凝りすぎか?と思える料理もありましたが、これが創作スペイン料理というものなんでしょう。伝統的スペイン料理にありがちなこってり感はどこにもありません。薄味で上品。
全体の量も、女性にとっては、多すぎず少なすぎず。とはいえ、もう少しほしいと思っても、そういう料理に限って一口で終わってしまう形のものが多く・・・。次々と新しい味と出合えるのが、このコースの魅力なんでしょうけれど。
魅力といえば、この空間、雰囲気です。ここでいただくからこその、おいしさというのもありますね。食事のあとは、邸宅内を案内していただき、庭を散策してたっぷり3時間は楽しみました。総合力で満足度アップです。
ウエディングもやっていますが、こんな中での挙式は素敵でしょうね。貸し切りにはうってつけ。パーティー向きのレストランとも言えますね。床のきしみさえも、心地よい響きに聞こえるから不思議です。
小笠原伯爵邸の写真はこちらで。
【関連リンク】
・スペイン料理レストラン&バル
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2002年オープン当時は、ホセ・バラオナ・ビニェスさんが総料理長で、エル・ブジ人気と相まって、マスコミにもけっこう取り上げられていましたね。
今はもう落ち着いた感じですが、それでも一度は食べてみないと済まないわたくし。スパニッシュ様式の建物にも惹かれるわたくし。
2007年6月のランチコース(7,350円)を体験してきました。

CAVAを飲みながら、さ、はじまりはじまり。

アペリティーヴォ
フォアグラとジュレが層になっています。一口で。これから出てくる料理を予感させる繊細で複雑な味わい。

パン
長さ20cmくらい。焼きたて。オリーブオイルをつけて。

和牛のタルタルと山羊のチーズ ガルバンソ豆のフムスのコカ
薄焼きのコカに、ハモン・イベリコを敷いて、もったりとタルタル。白いのがチーズ。ほんの少しなのにチーズの存在感、大。

赤貝 パンセタのだしとシードルビネガー りんごのジュレ 松前昆布とミントのビナグレタ
ベビーリーフの下に赤貝とりんごのジュレが隠れています。松前昆布が小さく刻まれたドレッシングと酢味噌のようなクリーミーなドレッシングの合わせ技が絶妙。

あいなめのフリート さくらんぼとマイクロリーフ
揚げたて。衣サクサク、身はふわっ。

まこもたけ うずら卵 黒トリュフジュースとキャビア
卵の形の器に入っています。一口で。トリュフやキャビアの風味が絡み合って、上品かつ濃厚。

ほうぼうのコンフィ テクスチャーをつけたジンライム 野菜のサンファイナ ずんだ豆のピュレ
ジンライム風味の泡ソースの下にほうぼうが隠れています。すっきりさわやかな味。

“海と山”ほうれん草を詰めた小いか 空豆と煮込んだスペイン産鳩もも肉 タマリンドのソースを添えたむね肉
鳩肉が微妙(笑)、ほうれん草をつめた小いかも微妙。これに関しては、手を加えないほうがわたしは好きかな。あるいは、鶏肉で十分。小いかだけで十分。

すっぽんのアロス
スッポンスープで作ったリゾット。鍋のあとの雑炊のようです。それを言っちゃおしまいか? いや、それくらいおいしいってことで。

ライチのソルベとマンゴープリン
どちらもつるんと一口で。

ラ・マセタ
チョコレート味のクッキーでできたカゴの中にベリー系フルーツが5種類。白いクリーム状のものは
お米のデザート、アロスコンレチェ。板状の飴を添えて。この組み合わせに、うっとりです。

紅茶
最後はコーヒーか紅茶でおしまい。ごちそうさまでした。

噂どおり、目と舌でゆっくり味わえる新スペイン料理でした。ちょっと凝りすぎか?と思える料理もありましたが、これが創作スペイン料理というものなんでしょう。伝統的スペイン料理にありがちなこってり感はどこにもありません。薄味で上品。
全体の量も、女性にとっては、多すぎず少なすぎず。とはいえ、もう少しほしいと思っても、そういう料理に限って一口で終わってしまう形のものが多く・・・。次々と新しい味と出合えるのが、このコースの魅力なんでしょうけれど。
魅力といえば、この空間、雰囲気です。ここでいただくからこその、おいしさというのもありますね。食事のあとは、邸宅内を案内していただき、庭を散策してたっぷり3時間は楽しみました。総合力で満足度アップです。
ウエディングもやっていますが、こんな中での挙式は素敵でしょうね。貸し切りにはうってつけ。パーティー向きのレストランとも言えますね。床のきしみさえも、心地よい響きに聞こえるから不思議です。
小笠原伯爵邸の写真はこちらで。
【関連リンク】
・スペイン料理レストラン&バル
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by kimamaspain
| 2007-06-20 16:55
| レストラン