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愛と愉しみのスペイン料理

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スペイン料理関連のレポートを少しずつ。

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「技師長が語る特別ワイナリーツアー」プレビューイベント参加レポート 後編:工場見学・テイスティング

前編:ぶどう畑見学(&ランチ)はこちら

これは「技師長が語る特別ワイナリーツアー 2008夏編」に先駆けて、
ブロガーを対象に開催されたプレビューイベント
通常のワイナリーツアーとはプログラムが若干異なります。


    工場見学

    さて、お腹がいっぱいになったところで、ワイン醸造所エリアに移動し
    醸造棟と貯蔵庫の見学です。
    この扉を入っていくと、ワイナリーの歴史コーナーがあります。
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    約100年におよぶワイナリーの歴史を紹介するパネルや
    昔の道具、ワインなどが展示されています。
    紹介ビデオも流れていました。
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    今は使われていないブランデーの醸造釜の横を通って、
    ワインの製造ラインに向かいます。

    ぶどうの収穫期なら、ここで作業が行われるのでしょうが
    今はしんとしています。破砕や圧搾などの様子がビデオで
    流れていました。これはぶどうをつぶす破砕機です。
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    圧搾機にかけて果汁を絞り、発酵させて、
    タンクや樽に入れて熟成させます。

    続いて貯蔵庫へ。石造りの蔵がステキですね。
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    ここでは、樽熟成されているワインの試飲がありました。
    樽から直接抜き取って、グラスに注いでくれます。
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    その後は瓶熟成されている薄暗い貯蔵庫です。
    光を当てて澱の様子も見せてくれました。
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    そして、テイスティングセミナーの会場へ。
    テイスティングセミナー

    テーブルの上に6種類のワインが並んでいました。

    ・樽発酵 甲州2005
    ・登美の丘(白)2005
    ・登美(白)2005
    ・登美の丘(赤)2005
    ・登美(赤)2004
    ・特別瓶熟品 カベルネソーヴィニヨン 1987(非売品)
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    ここでも大川所長が、ワインそれぞれの特徴を解説。
    日頃のワインの疑問にも答えてくれます。
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    それぞれの解説の中で、たとえば「樽発酵 甲州2005」は
    天ぷらによく合うとか、メルローはうなぎと合わせやすいなどという
    お話が出てきました。どれも和食というか、日本人になじみのある
    お料理ばかりです。それもそのはず、登美の丘ワイナリーでは、
    日本の食卓(和食)に合うワインづくりを目指しているのだそうです。

    日本のワインなのだから、日本の料理に合わないとね。
    ということは、スペイン料理にはやはりスペインワインなのですよ。
    と、強引に結びつけるワタクシ。(^_^;)
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    こうして「特別ワイナリーツアー」は終了したわけですが
    このツアーを通して感じたことは、ワインが消費者の手に渡るまで
    本当に丁寧に作られているのだなということ。
    今まで、日本のワインは高いというイメージがあったけれど、
    確かに高いのだけど、高くなるのは当然ですね。
    それだけ手間がかかっています。

    一番いい状態になってから摘み取るぶどう、
    それを生かす醸造技術の研究、
    自家ぶどう園だからこそ、力の入れようが違います。
    ぶどう栽培やワインの製造・管理に注がれる深い愛情と
    最高の味を追求してやまない姿勢にも
    頭が下がる思いがしました。

    こういう「人の思い」に触れられたのが一番よかったかな。
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6月14日から、いよいよ一般の
技師長が語る特別ワイナリーツアー 2008夏編
が始まりますが、テイスティングセミナーや
無料のワイナリーガイドツアーだけでも楽しめると思います。
ぶどうの花の咲く時期のサントリー登美の丘ワイナリー、
お近くの方はお出かけになってみてはいかがでしょうか。

<参考リンク>
登美の丘ワイナリーサイト
サントリートピックスブログ

後編終了
おまけ(動画)

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by kimamaspain | 2008-06-11 15:49 | ワインイベント