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[ 2008-11 -23 14:51 ]
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2008年 11月 23日
グルメな「ノベンバーフェスト2008」に行ってきた!
2008年11月20日(木)はボージョレー・ヌーボー解禁日。
それに合わせて、ジョルジュ デュブッフのヌーヴォーとお料理を楽しもう
というイベント「ノベンバーフェスト2008」がリビエラ青山でありました。
ジョルジュ デュブッフ飲み放題もさることながら、料理クリエーターの
狐野扶実子さんと、鈴木康司シェフのお料理が味わえるとあっては、
スペイン料理がどうのこうのなんて言っていられません。
これは行かねば、食べなければ!

サントリー主催の「ノベンバーフェスト2008」は、20日から22日にかけて
昼・夜5回あり、わたしが参加したのは11月20日の夜の部。
参加者は150人ほどいたでしょうか。
ジョルジュ デュブッフの赤3種、ロゼ、白の5種類のヌーボーとともに
ビュッフェスタイルでいただきました。
料理の説明を聞き損なったり、食べ損なったりで、正確に覚えては
いないのですが、印象に残ったお二人のお料理を3品ずつ
ピックアップしてご紹介しますね。(単なる見せびらかし?)

今回面白かったのは、ボジョレーヌーヴォー2008にちなんで、
それをイメージしたお料理が1品ずつ含まれていたこと。
このラベル(エチケット)、よーく覚えておいてくださいね。

では、料理クリエーターの狐野扶実子さんのお料理から。
狐野さんといえば、VIP相手の出張料理人として活躍した後、
「フォション」のエグゼクティブ・シェフをされてた方。
TBSの「情熱大陸」で見て以来、一本筋の通った生き方・考え方が
なんて素敵なのだろうと、実は密かにあこがれておりました。
当日、会場にいらっしゃいましたが、モデルさんか?と思うほど
背筋がピンと伸びていて、かっこよかったんですよ。
(人は自分に無い物を求めるのでしょうか・・・)
狐野さんのコンセプトは「ボジョレー・パリ・トーキョー」。
料理のインスピレーションを求めてパリに行き、東京でレシピを
完成させたというものです。パリの粋な空気もまとっているかな?
1品め

ボジョレーヌーヴォー2008のラベルをイメージして
ラベルは赤と金の柄模様の中央に、白い卵のような楕円が描かれていますね。
そのイメージから、うずらの卵と大豆の卵ともいうべき枝豆を入れたそう。
それに発芽したスプラウトを添えて・・・。発想が豊かですね。
それぞれ素材の旨味が損なわれないように仕上げてあり、
口に含んで初めて、個々の味が合体して新しい味が生まれる感じです。
見た目もなんとなく、ラベルのイメージで、なるほど〜と
絵解きのような楽しさでした。まさにヌーボー。
2品め

ソーセージのポシェとグラタン・ド・フィノア
ソーセージを香草とワインを入れたお湯でポシェ(ゆでる)したものは
ほんのりとワインと香草の香りがします。
普通のソーセージでも、こうすることでぐっと風味豊かになりますね。
ポテトグラタンも、ミルクが染みこんだシンプルな優しい味で、
「ロートレックの料理書」で紹介されていたレシピを思い出しました。
ん〜、どちらもなんとなく、パリのぬくもり(笑)
3品め

デュブッフさんお気に入りの地元レストラン「ル・セップ」風鴨のテリーヌと
ロゼット風サラミ、黄パプリカのピクルスと野菜を添えて
これはジョルジュ デュブッフのワインに合わせるなら、
やはり地元の食材をということで、出てきたお料理。
サラミはくせがなく、ぎゅっと引き締まったまろやかな味わいで、
フレッシュなヌーボーによく合いました。
グラスに入った野菜は、そのままのものとピクルスになったものがあり、
ちょうどいい漬かり具合。どれもしゃきしゃき感があって新鮮です。
いいものは余計な手を加えず、カジュアルに味わうのがいいみたいです。
ほかに「シェーブル風味のグージェール」(食べ損なった!)もありました。
対する、鈴木康司シェフは(別に対決じゃないですが)
「リストランテ・ヒロ」の料理長を経て、現在「リビエラ青山」のグランシェフ。
調理場では厳しいのでしょうが、会場では始終にこやかに対応されていて、
謙虚で温厚なお人柄がうかがえました。
コンセプトは「旬の素材の協奏曲」。
日本全国の旬の新鮮な食材を使った華やかなイタリアンです。
1品め

ボジョレーヌーヴォー2008のエチケット
〜高知産フルーツトマトとモッツァレラチーズ〜
これはもう、見た目そのままラベルのイメージですね。
金箔がまぶしいほどに輝いて、ゴージャス!
お祝い事にふさわしい華やかさで目をひきます。
会場に運ばれてきたとき、思わず「おお!」と声が上がったほど。
モッツァレラの下には、フルーツトマトが敷かれています。
通常の5倍というトマトの甘さに、うっとりでした。
2品め

魚介とフルーツのサラダ フランボワーズ風味
これがまた美しくも豪華なサラダで、フルーツと刺身が
こんなにマッチするのかと、驚いた1品です。
プリプリのえびまでフルーティ。
生のフランボワーズが散りばめられていましたが、
ドレッシングにも、フランボワーズビネガーが使われていて
全体をうまく調和させていたのでした。調味料は大事ですね。
3品め


北海道うにのスパゲティーニと
秋刀魚のシチリア風スパゲティー
うにを贅沢に使ったスパゲティーニは濃厚なクリームが
アルデンテの麺にからまり、白のヌーボーにぴったり。
秋刀魚は特有の臭みはなく、ワタが入っているのか
香草使いによるものなのかわかりませんが、微かなほろ苦さが、
セレクションプリュス2008とよく合いました。
ほかに、
「5種類の煮込みで和えたタリアテッレ」
「フランス産ビゴール豚の低温ローストと焼き野菜」
があったようです。(うう、食べ忘れ!)

そうそう、忘れちゃいけません。デザートもありました。
狐野さんはボジョレーヌーボーをそのままソルベにし、
鈴木シェフはいちじくをヌーボーで煮てコンポートにしていました。
どちらも、ヌーヴォーをたっぷり使ったもので、まことにフルーティ。
ヌーヴォーは渋みがないので、デザートにはぴったりですね。
アイスクリームやマセドニアなどにも、気軽に使うといいようです。
狐野さんのお料理からは、繊細かつカジュアルに、
素材を生かして、ワインの美味しさを引き立てるポイントを、
鈴木シェフのお料理からは、ドレッシングなりソースで全体をまとめ、
それにワインを合わせることで、料理自体を際立たせる方法を
教えていただいたような気がしました。
いずれにしても、軽やかな飲み口のヌーボーだからこそ、
魚介や野菜などとも合いやすく、ビネガーや香草づかいで
いろんなマリアージュが考えられるってことですね。
というわけで、大いに飲んで食べて愉しんだ「ノベンバーフェスト」。
ああ、なんて有意義で素敵な一夜だったのでしょう。
ワインのある食卓って、ほんっと素晴らしい!(笑)
<参考リンク>
・ジョルジュ デュブッフ ボジョレーヌーヴォー2008サイト
・サントリートピックス ブログ
■当記事のコメントは「A.diary ほっと一息おうちバル」ブログへお願いします。
それに合わせて、ジョルジュ デュブッフのヌーヴォーとお料理を楽しもう
というイベント「ノベンバーフェスト2008」がリビエラ青山でありました。
ジョルジュ デュブッフ飲み放題もさることながら、料理クリエーターの
狐野扶実子さんと、鈴木康司シェフのお料理が味わえるとあっては、
スペイン料理がどうのこうのなんて言っていられません。
これは行かねば、食べなければ!

サントリー主催の「ノベンバーフェスト2008」は、20日から22日にかけて
昼・夜5回あり、わたしが参加したのは11月20日の夜の部。
参加者は150人ほどいたでしょうか。
ジョルジュ デュブッフの赤3種、ロゼ、白の5種類のヌーボーとともに
ビュッフェスタイルでいただきました。
料理の説明を聞き損なったり、食べ損なったりで、正確に覚えては
いないのですが、印象に残ったお二人のお料理を3品ずつ
ピックアップしてご紹介しますね。(単なる見せびらかし?)

今回面白かったのは、ボジョレーヌーヴォー2008にちなんで、
それをイメージしたお料理が1品ずつ含まれていたこと。
このラベル(エチケット)、よーく覚えておいてくださいね。

では、料理クリエーターの狐野扶実子さんのお料理から。
狐野さんといえば、VIP相手の出張料理人として活躍した後、
「フォション」のエグゼクティブ・シェフをされてた方。
TBSの「情熱大陸」で見て以来、一本筋の通った生き方・考え方が
なんて素敵なのだろうと、実は密かにあこがれておりました。
当日、会場にいらっしゃいましたが、モデルさんか?と思うほど
背筋がピンと伸びていて、かっこよかったんですよ。
(人は自分に無い物を求めるのでしょうか・・・)
狐野さんのコンセプトは「ボジョレー・パリ・トーキョー」。
料理のインスピレーションを求めてパリに行き、東京でレシピを
完成させたというものです。パリの粋な空気もまとっているかな?
1品め

ボジョレーヌーヴォー2008のラベルをイメージして
ラベルは赤と金の柄模様の中央に、白い卵のような楕円が描かれていますね。
そのイメージから、うずらの卵と大豆の卵ともいうべき枝豆を入れたそう。
それに発芽したスプラウトを添えて・・・。発想が豊かですね。
それぞれ素材の旨味が損なわれないように仕上げてあり、
口に含んで初めて、個々の味が合体して新しい味が生まれる感じです。
見た目もなんとなく、ラベルのイメージで、なるほど〜と
絵解きのような楽しさでした。まさにヌーボー。
2品め

ソーセージのポシェとグラタン・ド・フィノア
ソーセージを香草とワインを入れたお湯でポシェ(ゆでる)したものは
ほんのりとワインと香草の香りがします。
普通のソーセージでも、こうすることでぐっと風味豊かになりますね。
ポテトグラタンも、ミルクが染みこんだシンプルな優しい味で、
「ロートレックの料理書」で紹介されていたレシピを思い出しました。
ん〜、どちらもなんとなく、パリのぬくもり(笑)
3品め

デュブッフさんお気に入りの地元レストラン「ル・セップ」風鴨のテリーヌと
ロゼット風サラミ、黄パプリカのピクルスと野菜を添えて
これはジョルジュ デュブッフのワインに合わせるなら、
やはり地元の食材をということで、出てきたお料理。
サラミはくせがなく、ぎゅっと引き締まったまろやかな味わいで、
フレッシュなヌーボーによく合いました。
グラスに入った野菜は、そのままのものとピクルスになったものがあり、
ちょうどいい漬かり具合。どれもしゃきしゃき感があって新鮮です。
いいものは余計な手を加えず、カジュアルに味わうのがいいみたいです。
ほかに「シェーブル風味のグージェール」(食べ損なった!)もありました。
対する、鈴木康司シェフは(別に対決じゃないですが)
「リストランテ・ヒロ」の料理長を経て、現在「リビエラ青山」のグランシェフ。
調理場では厳しいのでしょうが、会場では始終にこやかに対応されていて、
謙虚で温厚なお人柄がうかがえました。
コンセプトは「旬の素材の協奏曲」。
日本全国の旬の新鮮な食材を使った華やかなイタリアンです。
1品め

ボジョレーヌーヴォー2008のエチケット
〜高知産フルーツトマトとモッツァレラチーズ〜
これはもう、見た目そのままラベルのイメージですね。
金箔がまぶしいほどに輝いて、ゴージャス!
お祝い事にふさわしい華やかさで目をひきます。
会場に運ばれてきたとき、思わず「おお!」と声が上がったほど。
モッツァレラの下には、フルーツトマトが敷かれています。
通常の5倍というトマトの甘さに、うっとりでした。
2品め

魚介とフルーツのサラダ フランボワーズ風味
これがまた美しくも豪華なサラダで、フルーツと刺身が
こんなにマッチするのかと、驚いた1品です。
プリプリのえびまでフルーティ。
生のフランボワーズが散りばめられていましたが、
ドレッシングにも、フランボワーズビネガーが使われていて
全体をうまく調和させていたのでした。調味料は大事ですね。
3品め


北海道うにのスパゲティーニと
秋刀魚のシチリア風スパゲティー
うにを贅沢に使ったスパゲティーニは濃厚なクリームが
アルデンテの麺にからまり、白のヌーボーにぴったり。
秋刀魚は特有の臭みはなく、ワタが入っているのか
香草使いによるものなのかわかりませんが、微かなほろ苦さが、
セレクションプリュス2008とよく合いました。
ほかに、
「5種類の煮込みで和えたタリアテッレ」
「フランス産ビゴール豚の低温ローストと焼き野菜」
があったようです。(うう、食べ忘れ!)

そうそう、忘れちゃいけません。デザートもありました。
狐野さんはボジョレーヌーボーをそのままソルベにし、
鈴木シェフはいちじくをヌーボーで煮てコンポートにしていました。
どちらも、ヌーヴォーをたっぷり使ったもので、まことにフルーティ。
ヌーヴォーは渋みがないので、デザートにはぴったりですね。
アイスクリームやマセドニアなどにも、気軽に使うといいようです。
狐野さんのお料理からは、繊細かつカジュアルに、
素材を生かして、ワインの美味しさを引き立てるポイントを、
鈴木シェフのお料理からは、ドレッシングなりソースで全体をまとめ、
それにワインを合わせることで、料理自体を際立たせる方法を
教えていただいたような気がしました。
いずれにしても、軽やかな飲み口のヌーボーだからこそ、
魚介や野菜などとも合いやすく、ビネガーや香草づかいで
いろんなマリアージュが考えられるってことですね。
というわけで、大いに飲んで食べて愉しんだ「ノベンバーフェスト」。
ああ、なんて有意義で素敵な一夜だったのでしょう。
ワインのある食卓って、ほんっと素晴らしい!(笑)
<参考リンク>
・ジョルジュ デュブッフ ボジョレーヌーヴォー2008サイト
・サントリートピックス ブログ
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by kimamaspain
| 2008-11-23 14:51
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